こんにちは、東大法学部3年生のイデです。
大学入試において、文系最高峰といわれるのが東京大学文科一類です。私は今年(2021年)の3月までこの東京大学文科一類に所属していました。
そんな文系最高峰といわれる学生たちが何を学んでいるのか気になりませんか?
今回は、文科一類の学生の大半が進学する東大法学部の授業とはどんなものなのかを、私の時間割とともにご紹介します。
目次
◎法学部の授業は六法を暗記しない
◎東大生イデの時間割
・犯罪という身近なものについて学べる授業「刑法第1部」
・テレビでコメンテーターも務める有名教授の授業「国際政治」
・法学部でも経済学も学べる「経済学基礎」
◎番外編:前期教養学部で最もつらい授業
◎おわりに
東大生は入学すると2年間教養学部に所属し、教養教育を受けます。この2年間で幅広い分野の学問に接し、3年生から進学する学部学科を選択します(進学選択)。
文科一類の学生は、この進学選択を経て、ほとんどが法学部に進学します。
2年生の夏に進学先の学部が決定するので、2年生の後期はほぼすべて進学先の学部の授業をとることになります。法学部は2年生の前期から授業が開講されるので、私はその時から法律を本格的に学び始めました。
法学部の授業は六法を暗記しない
「法学部の授業というと、とにかく六法全書を丸暗記」と思っていませんか?
実はそんなことはなく、条文の細かい文言自体は覚えません。もちろん、覚えている条文もありますが、それは頻出の条文で何度も参照しているうちに勝手に覚えてしまうというケースがほとんどです。
では、法学部は何を勉強しているのでしょうか。
法学部では、法解釈の仕方などを学ぶことで法的思考力を身につけることができます。
また、東大法学部では政治学も学べるようになっており、政治学を専攻している人もいます。
このように法学部のなかでも、弁護士を目指している人や政治を研究している人、民間企業に就職しようとする人など様々な人がいます。そのため、授業も幅広い学問分野のものが提供されています。
それでは私の時間割を見てみましょう。
東大生イデの時間割
法学部が2年生向けに開講している授業のうち、面白かったものをピックアップして紹介します。