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こんにちは、高松です。

高松Dの『収録までになんとかします!』」は、QuizKnockの動画収録の裏話や、僕の裏方としての仕事について楽しく紹介していく連載です。

【前回はこちら】

なんとこの連載、20回目の節目を迎えました! 初回は2022年末。足掛け3年と、QuizKnockの記事の中ではけっこうな長寿連載です。まさかこんなに続くとは……

ひとえにいつも動画を見て、記事を読んでくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。

今回は日本精工株式会社さんとのコラボ動画「【誤答したら即帰宅】超高級リムジンでクイズ!スリル満点横浜ツアー!」の裏側を振り返ります。

動画のネタバレ満載となっていますので、ぜひ動画をご覧になったあとに本記事をご覧ください!

〜以下、ネタバレ防止用高松〜

〜ネタバレ防止用高松おわり〜

とにかくゴージャスな企画に!

QuizKnockの動画で何度かお届けしてきた「即帰宅」の企画。これまでに新幹線や飛行機など、いろいろな乗り物に乗ってはメンバーに帰宅してもらってきましたが、今回はリムジンです。

▲最初の脱落者はリムジンにも乗せません

「リムジンの中」なんてラグジュアリーな空間でクイズをするなんて、贅沢感もあって面白くなりそうだな、と思ったんですよね。加えて、優勝した人にはヘリコプターに乗るというご褒美まで用意して、これまで動画に登場したことのない乗り物に2つも乗る企画にしました。

▲リムジンだけじゃなくヘリコプターも登場

さらに今回、メンバーがスーツを着ていたのもいつもと違うところでしたね。

「即帰宅」の醍醐味は、メンバーの帰宅が決まる瞬間。ずっとこの場にいたい、帰宅したくない……と本気で思えば思うほど、脱落が決まったとき大きいリアクションが生まれます。

というわけで、出演メンバーには派手派手なスーツでリムジンパーティーを楽しんでもらうことにしました。

▲実際メンバーたちは結構浮かれていた

実は「一肌脱ぐ」ところだった

そんなリムジンですが、実は収録の直前に大きな変更がありました。撮影前日になって、当初予定していた車の調子が悪くなり、急遽別の車種を借りることが決まったんです。

若干の不安を抱えつつ迎えた撮影当日。

撮影準備をする僕の前に現れたのは、真っ黒で重厚なボディをした超かっこいいリムジンでした。

▲実は僕たちも撮影日に初対面だったベンツ

動画映えの心配はしなくて良さそうだ、と安心する一方、大きな問題点がありました。およそ30cm四方のサイズのサンルーフが開いていたのです。

サンルーフの何が問題か? サンルーフを通して、太陽光が車内に差し込んでしまうのです。車内にもライトがあるとはいえ、真昼の太陽光が差し込むと、光が当たらない部分が薄暗く映ってしまい、とんでもなく陰気なリムジンパーティーの絵面になってしまうことが明らかでした。

収録開始まで時間がない状況、すぐにサンルーフを塞がなければいけません。

ふつう、撮影で光を遮る際には、スタジオに置いてある黒い布を使います。しかし今はロケ撮影ですから、布を借りるなんてことはできません。いったいどうしたものか……

そこでひらめいたのが、自分の着ている黒いTシャツを使うこと。映像制作の裏方は黒い服を着るものなんですが、これが良い方に働きました。1枚でサンルーフを完全に塞げますし、真っ黒なので比較的目立ちません

実際にシャツを脱いでサンルーフに重ねたところ、余裕を持って光をシャットアウトできました。自分が撮影中ずっと肌着姿でいるだけで撮影が成立するのですからお安いコストです。

「今日は肌着姿でがんばるか……」と覚悟も決めましたが、その後近くにあるコンビニで黒いTシャツが買えたため、恥ずかしくない状態で撮影をすることができました。世の中便利ですね。

▲天井の真ん中にある黒い布が応急処置の黒いTシャツ

幻となった「鶴崎パネル」

今回は、優勝者へのご褒美として「ヘリコプターに乗って空から夜景を楽しむ」を用意していました。

▲優勝した山本さんはヘリコプターを楽しんでいました

ただし、今回出演するメンバーの中には、高所恐怖症の人もいます。ヘリが苦手なメンバーが優勝した場合は、無理に乗せるわけにいきません。

そんなときのために、今回は代わりにメンバーの顔を使ったパネルを用意していたんです。もし決勝で鶴崎さんが勝っていたら、ふくらさんの隣には鶴崎さんのパネルを座らせて空を飛んでもらうことにしていました。

次は、どこから「即帰宅」にする?

レギュラー化してきた即帰宅の企画ですが、いつか宇宙や深海を旅してみたいと思っています。めちゃくちゃ動画映えしそうじゃないですか? 実現した場合、企画に挑戦するメンバーも、僕が企画を考えるのも大変そうですが、実現する日に向けてがんばっていきたいですね。

感想は、ハッシュタグ「#高松Dのなんとかします」で教えてください。次回も楽しみにしていてくださいね。

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この記事を書いた人

高松慶

QuizKnockの動画ディレクター、高松です。 主に企業案件の動画の企画/ディレクションをしています。

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