どうも、仙台在住&気象予報士ライターのかっきーです!
仙台で見晴らしが良い場所に行くと、とんでもなく大きい像が見えることがあります。
その大きさから、巷では「ラスボス」と呼ばれることも。

でかっ!
もう少し近づいてみましょう。

でかっ!!
足元まで行ってみましょう。

やっぱりでかっ!!!
私(気象予報士)が戦うとしたら「バギクロス(風属性の呪文)」くらいは使えそうですが、勝ち目がなさすぎるな……。
そんな冗談はおいておいて、このラスボス、その名も仙台天道白衣大観音(通称:仙台大観音)。
あたりまえのように住宅街に建っていますが、この像、高さ100mもあるんです。
ラスボスとしてはやはり強そうで、逃げ出したくなるようなオーラをまとっていますが、どうやら中に入れるみたいです。
入ってみましょう!
中はどうなっている?
観音像の足下に入り口があります。

中に入ってすぐ、1階にはさまざまな像が立ち並んでいます。

内部にはエレベーターがあり、一気に最上階まで上がることができます(観音像の中にエレベーター!?)。
地上68mの場所にある、最上階の12階にやってきました。
12階に上がるとまず現れるのは「御心殿」です。龍が舞っているような像。荘厳な雰囲気を感じますね。

下から見ていたときには気づきませんでしたが、観音像にはところどころ窓があって、中から外が見えます。


あとは1階ずつらせん階段を降りて展示を見ます。

らせん階段の中心には、煩悩と同じ数だけ、108体の像が展示されています。
らせん階段を降りながら、煩悩をひとつずつ打ち払っていく……ということのようです。
1階まで階段を降り、煩悩が一切なくなった(のだろうか)ところでこんなものが置いてありました。

ガチャガチャをやりたいという煩悩には打ち勝てず、300円で回してみました。

らせん階段のマグネットでした。とりあえず自宅の冷蔵庫に貼っておきます。
ということで、仙台大観音プチ旅行でした。いつも遠くから眺めている観音像の中が、意外にもおもしろいことになっていて楽しかったです。みなさんも仙台に来られた際には訪れてみてください。
ところでこれほどまで大きな観音像、いつどんな理由で作られたのでしょうか? 気になったので調べてみました。
仙台大観音がつくられたワケ
突然ですが、問題です。
「意外と最近なんだ!」と思いませんでしたか?
仙台大観音が建てられたのは、平成に入ってから(平成3年・西暦1991年)のこと。
ちなみに日本にある巨大像は、いずれも同じくらいの時期に建てられています。

表を見るとわかるとおり、バブル期の好景気ということもあり、昭和後期から平成初期にかけて、大きな観音像や仏像が日本各地に建てられました。
仙台大観音は、周辺の開発を行っていた実業家が「仙台に新たな観光地を作ろう」という思いから、仙台市制100周年を記念して高さ100mの像を計画したものです。
バブル期の記憶を残しながら、仙台大観音は今日も仙台市民を見守っています。
巨大像の今と未来
バブル期に計画された巨大像のいくつかは、現在維持管理などの問題が浮上しています。
淡路島にあった世界平和大観音像は、相続や維持管理の関係で解体され、2023年に工事が完了しました。石川県の加賀大観音は現在廃墟のような状態になっており、再開発が検討されています。
仙台大観音もその例に漏れず老朽化が課題になっていましたが、2023年に改修工事が行われ、現在は外壁もきれいになっています。

巨大像がなくなってしまうことは、土地利用等の観点から考えれば悪いことだけではありません。
しかし、これまで35年間仙台を見守ってきた仙台大観音が、もしなくなったらと考えると、市民としては少し寂しい気がします。
全国各地の巨大像がこれからどんな未来をたどるのか、注目したいところです。
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