わかった方は「簡単だなぁ」と思いながら、まだピンと来ていない方は「なんだっけなぁ」などと考えながら読んでください。
はじめまして。徳久倫康といいます。クイズが好きで、ここ10年以上、休日のほとんどをクイズ大会やクイズサークルの例会に費やしています。
ついには仕事までクイズになってしまい、知人も軒並みクイズ関係者です。こうなると逆に「なんかクイズ出してよ」とは言われにくいものです。
クイズ関係者から「なんかクイズ出してよ」と言われた場合は、たぶん「早押ししたいからまとまった問題数読んで」という意味でしょう。この「まとまった問題数」というのは最低でも200問というイメージで、この企画の趣旨からだいぶ外れてしまいます。
▲「数人で早押しクイズをやりたい」ということ
というわけで、ここではふだんあまりクイズをしていない人に向けた問題を想定しています。わざわざクイズに(もしくは徳久という人間に)興味を持ってくれた以上、こちらとしては単に雑学を伝えるものよりも、クイズという営みの魅力そのものに触れるような問題を出したいです。
「クイズの魅力」というのも一様には語れませんが、僕が惹かれるところのひとつに、「ある問題に触れる前後でものの見え方が変わる」ということがあります。ふだん何気なく見すごしていたものに名前があると知り、それ以降意識するようになることも多いです。
【「名前あったのか」なものたち】
たとえば、僕は「ペタロイド」という言葉を知るまで、炭酸飲料とそれ以外でペットボトルのかたちが違うことに気づいていませんでした。気づいてからしばらくは、
と、目にするたびに内心で反応していました。
▲改めて見ると全然違う
そんなわけでせっかくであれば、その問題に触れたあと、ものの見え方が変わるような問題を出したい。でも答えが固有名詞で、単ににその言葉を知っているかどうかだけの問題にはしたくない。
「あれかな、これかな」などと適当に答えてもらって、最後には正解にたどり着けると良い。
そんな思考で作ったのが、冒頭の問題でした。
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