7月ですね。今週は海の日とスポーツの日が続けてやってきます。曜日感覚を失いそうなイレギュラーさですね。
QuizKnock編集部です。
さて、フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は第9回です。
さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!
※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
質問「塾に行かずに……」
僕は中学・高校を通して塾に通ったことはありません。塾に通うことなく、東京大学文科一類に現役合格した例がここにいますので、まずは安心してください!
勉強をするうえで忘れがちなこと、それは「やる必要のない勉強はやらない」ということです。すでに理解しきっていることを勉強しても、はっきり言って時間の無駄です。
独学は時間も内容も縛られませんから、自分の必要なことを好きなタイミングで勉強できます。これは、塾に通わない1つのメリットです。もちろん、勉強を強制されないぶん、サボり癖がつきやすいというデメリットもあるので、気をつけないといけないですが……。
自分の勉強スタイルに不安を覚えたら、先生や友達に相談しましょう。あなたの周りには、あなたを助けてくれる存在がきっといるはずです。
大事なことは「点数を取ること」です。「塾に行くこと」ではないのでご安心を。手段はどうであれ、受かってしまえば変わらないのですから。
独学とはいえ、あなたには学校という心強い味方がいるはずです。先生に採点を頼んだり、悩みを相談したり、併願を考えたり……チームを築くことは可能です。京大志望ならなおさらでしょう。使えるサービスを余すところなく使ってみてください。
独学だと周りのレベル感やペースをつかみづらく、もれなく勉強できているか不安になる点が難しいのですが、外部模試や学校を上手に活用すれば越えられる壁です。むしろ、他人を過度に気にする必要がないのでかえって楽かもしれません。
何よりも大事なのは、自分が過去に間違えたことを二度間違えぬこと。これに集中できれば、塾に行かないという選択の勝利が待っているでしょう。
質問「漢検の勉強法は?」
まずは過去問を1〜2年分解いて、「書き取り」で8割以上正解できているか見てみましょう。書き取りでしっかり得点できている人はあと少し。過去問で点数の低かった分野を重点的に勉強すれば、すぐ合格できると思います。
逆に書き取りが苦手な人は、漢字の意味を理解できていないパターンが多いので、常に熟語と訓読みをセットで考える習慣をつけましょう。「暫定(ざんてい)」と書くときに、「暫(しばら)く」という訓読みを意識する、という感じです。
また、何を勉強するか迷ったときは、「四字熟語」の勉強をオススメします。出題範囲が限られているので得点を伸ばしやすいですし、同時に意味も覚えられるので他の分野に応用しやすいです。
と、ここまで色々語ってきましたが、結局努力なしでは合格できません。「合格すること」よりも「あなたの漢字力が上がること」に意味があることを忘れず、頑張ってください。応援しています。
過去問集+問題集2冊で攻略するのがおすすめ。
最初に過去問を1年分解いて、自分の実力と目標との差を確認しましょう。次は市販の問題集で勉強。試験形式ではなく、分野別に集中して演習できるものがいいですね。
1冊目の問題集で知らない漢字を勉強し、2冊目の問題集で穴を埋めていけば試験で十分戦える力が付くと思います。意識したいのは、「解説をちゃんと読む」こと。難しい熟語は問題集が解説してくれていることが多いので、面倒臭がらずにチェックしておきましょう。
最後は過去問集に戻ってゴリゴリ演習。最初よりも格段に点が取れるので楽しくやれると思います。
おまけとして僕が使った市販の問題集のリンクを貼っておきます。迷ったらこれ買って勉強しましょう。頑張って!
引き続き、皆さまからの質問を募集します! 今回は特に、夏休みならではの相談を募集しています。どんどんお寄せください。お待ちしております!
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