9月が終わると、いよいよ2019年度も折り返しですね。
「折り返し」と言われると、つい背筋を正してしまいます。気を引き締める良い機会ですね。
こんにちは、QuizKnock編集部です。
さて、フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は第2回です。
さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!
※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
質問「大学入試が変わりますが……」
大事なのは「変わる」ことではなく、「どう変わるか」です。
現状では「移行措置」を取ると発表されていますし、学習指導要領も大きくは変化しません。なにせ「学力」を問うことは不変なのですから、前年までのノウハウ、学習内容は必ず活きてきます。
差をつけることより、学習範囲の中を漏らさず学ぶ、基礎力をつけることのほうが重要になるでしょう。
その焦りがある時点で、周りと差はついているんじゃないですかね。まだ高1ということなので、何かしたいなら、したいことをすれば良いと思います。
特に無いなら、オススメは英語です。努力は裏切らない、とよく言いますが、英語に関してはマジです。将来分かりやすく役立ちますし、モチベーションも保ちやすいのでは?
どうしたら周りと差をつけられるか、明確な答えは私にもわかりません。
ただ1つ言えるのは「学習内容そのものが大きく変わる訳ではない」ということです。どんな形式の問題が来ようと、確固たる学力がある人は必ず打ち返せます。
最後に自分の支えになるのは自分の学力そのものです。そういった意味では、「教科書や授業内容を丁寧に復習する」ことが、周りと差をつけるいい方法なのでは?
質問「暗記の方法をたくさん知りたい」
詳細は拙著『勉強大全』を読んでいただきたいのですが、まずは暗記対象の分析からです。
完璧に覚えるべきものか、流れを抑えるべきものかによって、必要な方法が変わります。前者なら短期間反復、後者なら細部の再現→全体の再現という段階練習が基盤になります。
暗記を効率よく行うには、「情報量を増やすこと」が大事です。物事を思い出す際には、その糸口となる情報が多いほど記憶を引っ張り出しやすいですよね。
たとえば、英単語では動作やイメージを関連させて覚えるとよいです。同じ理由で、語呂合わせも有効です。ただ、どんな情報も1発ではほとんど覚えられませんし、覚えたとしても忘れてしまいます。繰り返し見直すことも忘れないで。
何より大切なことは「覚えるまで頑張る」ことです。1回教科書を読んで全て覚えられるならそれでよくて、逆に3回教科書を読んでそれでも覚えられていないならダメなのです。
たくさん勉強した人が偉いのではなく、覚えた人が偉いのです。「覚えたかどうかを確認する」ことを欠かさずにやりましょう。
暗記は結局、努力量ですよ。楽しようとしちゃダメです。とにかく毎日、単語帳なり一問一答なりを開いてください。覚えられないなら、覚えるまでやりましょう。
暗記が苦手な人は、より一層努力してください。暗記をサボり続けて、最後まで英語と歴史が足を引っ張り続けた僕からの忠告です。
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