
山形にある「川の分岐点」から、日本海と太平洋を目指す【それぞれ】
いざ、太平洋へ!

さあ、太平洋側の河口まで行ってみましょう!
鳴子峡
分水嶺を出発した水は、
そして堺田分水嶺から約9km地点のところで、

奥州三名湯のひとつ・鳴子温泉が近くに位置しています。
このあたりは温泉地が多く、鳴子峡でもいわゆる「温泉のにおい」がかすかに感じられます。


このあたりではまさに「急流」といった様子で、切り立った崖の中を流れていきます。水量はまだ多くないですね。
江合川と合流
鳴子峡を通り過ぎてすぐ、北から流れてきた


ここからしばらく、平野を流れていきます。


古川市では、東北新幹線の下をくぐります。


旧北上川と合流
石巻市に入ったところで、江合川は旧北上川と合流します。ここから河口まで、旧北上川として流れていきます。


旧北上川:もともと北上川は旧北上川の場所を流れていたが、現在は治水工事により分流されている。結果、新しい流路が北上川、昔からある流路が旧北上川と名付けられた。
そろそろ河口も近くなってまいりました。


そしてついに!


旧北上川の河口に到着!
分水嶺では少なかった水量も、たくさんの支流を集めてこんなに大きな川に成長しました。
堺田分水嶺から約116kmの長い旅がここで終わります。
いや、この水たちにとってはここがスタート地点なのかも。太平洋の海流に流されて、ここからいろいろな場所に旅立っていくことでしょう。
もしかしたら分水嶺で日本海側に行った水とも、広い海のどこかで出会うのかもしれませんね。
地図の出典:国土地理院HP・地理院地図Vector










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