鮮やかだった逆転劇、逆転されたのは私の方
アメンボの問題についても後で青の方にお話を聞いたところ、収録に向かう道中で仕入れた情報だったそうです。
ぐうの音も出ないほどの引きの強さに圧倒され、枚数は一気にひっくり返り、青の方の勝利が確定。しかも今度は、青の方がパーフェクトを狙える状態になっていました。
ここから私のギアが上がり、3問連続で正解しました。負けが確定したことでプレッシャーから解放され、楽に押せるようになったのが原因かもしれません。
パネルが全て埋まり、青の方のパネルは14枚、私は10枚。アタックチャンス前までは青の方は3枚、私は16枚だったことを考えると、いかに「アタックチャンス」が恐ろしいシステムであるかがよくわかります。
勝つために足りなかったものは「運と勇気」
アタックチャンスで出題された「ジャンバラヤ」も、その後に出題された「アメンボ」も、青の方が押した時点では私は答えを思いついていませんでした。そう考えると、収録日の私に足りなかったのは、クイズの強さでもパネルの取り方のうまさでもなく、「問題の運」と「思い切って飛び込む勇気」だったように思います。
アタックチャンスのとき、思い切ってボタンを押していたら……。勝利を少しでも引き寄せるためのやむを得ない誤答だったと、すんなり受け入れられたかもしれない。
今振り返ってもそう思えるぐらい、アタックチャンスでボタンを押せなかったことを後悔しています。答えない限りは、勝てないのですから。
番組のルールで、次に出場のチャンスが訪れるのは早くて3年後だそうです。その日が来るまで、運と勇気を蓄えておきます。
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