Hello. 青学生ライターのJenniferです!
私はクイズプレイヤーではありません。クイズ番組もQuizKnockの動画も勉強している気分になるからと家族と観るくらいで、意識してクイズに取り組んだことはありませんでした。
しかし、その意識は私がQuizKnockに入ってから初めて正解したクイズで変わったのです。
2019年の夏。私がライターになって間もない頃、記事の執筆をするためにQuizKnockオフィスを訪れました。
慣れない作業に苦戦しつつ、夕方まで粘って記事をなんとか書き上げました。すると、こんなひとことが。
「みんなでクイズしよう!」
社名に「クイズ」がつくくらいなので、クイズは身近な存在だろうと思っていましたが、ここまで身近だとは……。クイズが大好きな人たちに囲まれてクイズをする機会は人生でそうないだろうと思い、参加することにしました。
初めての早押しボタン。テレビで観たことあるような問読み。本物だ、すごい!
1人でワクワクドキドキしている間に、即席クイズ大会は始まりました。
……しかし、ご想像の通り、全く答えられません。
QuizKnockにはクイズ経験者でもそうでなくても、知識を吸収することに前向きなので博識な人が多いのです。豊富な知識でどんどん早押しボタンは押され、正解を言われてしまうというスピーディーな展開が続きました。
早い、早すぎる……。
とりあえず、なんとか1問正解したい! そう思っていたときでした。
「2005年のスタンフォード大学卒業式で/」
周りは「この情報量で答えられるのか?」と言いたそうな表情。正誤判定までのカウントで焦りも増します。私は、この年号と大学に関連した人物をどこかで見たことある……! 勇気を振り絞って大きな声で答えました。
「スティーブ・ジョブズ!」
\ピンポーン/
2005年のスタンフォード大学卒業式で “Stay Hungry. Stay Foolish.” という印象的なスピーチが話題となった、アメリカ・アップル社の共同設立者のひとりは誰?
「伝説」とも呼ばれる、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学卒業式で行ったスピーチ。
このスピーチの内容に感動して、中学生のときから英語の勉強も兼ねて何度も動画を見返していました。そのときに、頭の片隅でなんとなく覚えていた「2005年」という数字を焦りの中で引きだしたのです。
日常で起きる偶然から役立つことがあるということを学んだ瞬間でした。
クイズ初心者の私が正解したことに対して、悔しさを一切見せずに(大人な対応です)、たくさん褒めてくれました。このことが嬉しくて、クイズに以前よりも前向きな気持ちで向き合うようになりました。もっとかっこよく答えることができるようになる日はまだまだ遠いのですが……。
これが、私の「思い出のクイズ」です。
クイズプレイヤーではない私がQuizKnockで活動し始めてから、早2年。正直、QuizKnockと関わらなければ「クイズ」を今のようには意識しなかったように思います。
何か新しいことをするチャンスが訪れたら、勇気を出して飛び込んでみるのもいいですね。
個性溢れるライターの「思い出のクイズ」はこちらから。