4問目「どっちがナスカ?」
ナスカの地上絵はどっちでしょう?
▲ふくら・乾「……(絶句)」
うわぁ……。
もうよくわかんなくなってくるな……。
これまでの3問と比べて、2人ともだいぶ悩んでいますね。いったん、ナスカの地上絵だと思う方をあげてください。
▲直前まで悩む2人
▲割れた!
あー……(落胆)
またもや、解答が割れました。乾さんがB、ふくらさんがAを選択しています。
ここから、議論は難航
▲白熱した議論が続き出た答えは……?
それでは、そろそろ最終ジャッジをお願いします。
Bで!
決め手はなんですか。
乾への信頼。
Bはこうちゃんにしてはうますぎかなって。魚は魚っぽいけど、ダチョウがダチョウじゃない。
悩み抜いて決めた答えは合っているのか? 正解発表
それでは正解発表です。ナスカの地上絵は……
Bの「魚」です!
▲ふくら・乾:おぉー!!
合計3ポイント獲得で、ふくらP&乾チームの勝利です!
いえーい!
乾を信じてよかった〜!
マジかぁ〜!
▲「結構いけると思ったんだけどなー!」
乾の推理すごいね。やっぱり乾は僕と触れ合ってる期間が長いから、僕のことかなり知ってる可能性あるね。
ナスカの地上絵への理解度というか、こうちゃんへの理解度だね(笑)
2人の勝利は決まっていますが、まだ1問あるので、せっかくなら、今度は見極められるか、騙せるかというところで勝負を行いたいと思います。
やっぱり、4問正解したら「2人とも本当にわかってたな」ってなるからね。まだわかんないから!
最難関の5問目
最終問題も正解目指して頑張ってください。第5問が1番難しいです。問題はこちら!
▲どっちも意味不明
なんだこれ。
それぞれ正解だと思う札をあげてください。せーの!
▲ふくらP「うわー、割れた」
いや、A? Aって何? こんな絵描くことある?
えっ? 逆にBは何ですか?
え、これ親子ザルなのよ、要は。2頭いるのよ。
▲「ほらよく見てよ」
▲こういうこと?
え、いや、手足の数がおかしいじゃないですか。僕は、なんかの動物の顔面とかをデフォルメしたら、Aぐらいになるかなと。
そうか〜。確かにBは、Yahoo!検索のマスコットキャラクターの絵に寄せている説がある。
▲議論が止まらない2人
全然意見一致しないですね、さっきからね。
「ナスカの地上絵はA派」の乾の理論
▲乾「僕の理論を発表しますね」
僕のこれまでのナスカデータのなかでは、細かい描き込みがあるものって、上手に描かれてるものなんですよね。有名なものでも、直線が使われてたり、タッチが結構繊細だったりするじゃないですか。
▲「コンドル」と呼ばれるナスカの地上絵。確かに緻密で直線的
その理論でいくと、Bは描き込みが多いのに手描きみたいな線だから、おかしくないか?みたいな。
▲問題のBの絵
雑な絵は細部も雑だし、複雑な絵は細部まで複雑なんだ。
たぶんなんですけど、このモチーフを描くんだったら、ナスカの人たちは相当力入れるんです。だから、ナスカ選抜部隊のなかでもエリートが描くはずなんですよ、あれは。
▲乾「大物を描くのはナスカのエリート」
▲ふくらP「エリート!」
だからフクロウ人間は本当の落書きだったりしません? エリートじゃないメンバーの落書きっていう可能性がある。
ナスカ界のこうちゃんが書いてるんだ(笑)
ナスカ界の俺(笑)
▲勝手に「ナスカ界のこうちゃん」が描いたことにされているフクロウ人間
ナスカ界のエリートが描くやつはモチーフも複雑で、だから、「この親子ザルを描くとなれば、エリートのお前しかいない!!!」って言われて、細部もちゃんと描いてあるってことか。なるほど。
「ナスカの地上絵はB派」のふくらPの理論
Aってさ、ちょっと「木」っぽいよね。
確かに。ちなみに一般的に認知されている向きから、回転させているとかいう説はないですか?
これはないですね。
……あー!!!
▲何かに気付いたふくらP
なになに?
もしもさ、仮に地上絵を見つけたら、向きがわからないから、学者がぐるぐる回して正解を見つけるはずなのよ。
うんうん。
もしもAの絵があったとしたら、こんな中途半端な角度じゃなくて、木の根っこみたいなところが下になっているはずなんだよ!
▲ふくらP「僕が学者だったらこうする」
あ〜確かに! 一方でBはこの角度でしかありえない。
うん、Aは学者がこの位置にするのはおかしい。
▲議論がまとまった!
ナスカの地上絵は「B」です!
正解発表
Bということでわかりました。お見事! ナスカの地上絵はBです!
▲ふくら・乾「おぉーー!よしよし、完璧だ」
意見が分かれたときに絶対正解の方を選ぶね、すごいわ。
▲こうちゃんも完敗
ちなみに何の絵だったの?
正解のBは何を書いた絵だと思いますか。
▲これのモチーフは何?
これは親子ザルですよ。親子ザルか検索エンジンのキャラクター。(断言)
正解は、「舌を伸ばした動物」です。
えっ。注目するところ「舌」なの?
2頭じゃなくて1頭なのかな? 足がいっぱいあるってこと?
一応、左の部分が顔とされています。
スレイプニル※みたい。
※スレイプニル:北欧神話に登場する馬で、脚が8本ある。
これは難解な地上絵。
じゃあこうちゃんの絵は?
こちらは、なんだと思います?
全くわかんない。
衝撃という概念。
では、いいですか。こちらね、2段階制となっておりまして。
2段階制って何?
まず最初に、ユウさんに「なんでもいいから化け物を描いてくれ」って言われたんですよ。
言いました。「舌を伸ばした動物」に対抗できるのは、こうちゃんが描いた「なんかの化け物」しか無理だと思ったので。
▲ここまでには熱い企画会議があったのだ
そこからは、さながらナスカの地上絵のような工程ですよ。描いた化け物を、後からまっさらな気持ちで見て、「六足歩行の動物」と名付けた。
▲描いた後に「あ、これは六足歩行の動物だ」って名付けたんです
ギリ足は6本でいいとして、他の部分はなによ。
え、ないよ。ない、ない。
え、だって普通に考えて、そのー、全てのものが役立ってるとは思わないでしょ。役立ってんのは下の部分だけで。
他は全部痕跡器官なんだ。なんか盲腸みたいなやつだらけなんだ。
痕跡器官:その生物の祖先では機能していたものが、退化して跡だけ残っている器官。人間だと、盲腸や、耳を動かす筋肉などがある。
やっぱりこれは今までの絵とは違うんです。ここまではダチョウとかクリオネ人間とか、決まったモチーフで描いてたんだけど、これは違う。
まず化け物を書いて、俺が改めてこの絵を見たときに、「ああ六足歩行の動物だ」って思ったんです。
何だと思って描いてたの?
いや、別に動物かもわかってなかった。
どこが足とかも決めずに?
そう、何も考えずに生まれたのがこれ。
▲こうちゃんの無心から生まれた化け物
もうなんていうの、絵って、縛られちゃいけないんですよ。
▲「俺がナスカだ」と言い出した理由がわかった気がする
アートのかたまりなんだ。
あ、そうそう。現に乾は最初に僕の絵を選んだわけです。わかります? この意味が。
ほとんど正解したから!
最終結果
改めて、4対1で、ふくらさん、乾さんチームの勝利です。おめでとうございます!
もしもこれが個人戦だった場合、乾が3問正解、ふくらさんが2問正解だったから、ふくらさんには勝てたかもね(笑)
合議制にしたからクリアできたってことか。
謎にこうちゃんのタッチを理解できるようになってしまった。
ちなみにナスカでは、最近も新たな地上絵が発見されて話題になりましたよね。日本の山形大学が世界で唯一、ペルー政府から許可をもらって現地で学術調査してるらしいです。
すご!
これからの発見も楽しみだよね。
俺が描いたみたいな絵もいつか見つかるかもしれない。
ということで、ナスカの地上絵とこうちゃんの絵は見分けつかない説……
ナスカさん、お仕事待ってます!
今日の一問
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