解説
正解は「ルイ14世」でした。
▲朕がルイ14世(国家)です。
ヒント1:侍医に歯を全部抜かれた
ルイ14世は、フランス・ブルボン朝の王です。王様という高い身分でありながら、彼には歯が1本もなかったといわれています。
それは、彼の主治医が「歯を全部抜いてしまった」から。主治医は「歯は全ての病気の感染源になる」という考えから、ルイ14世の歯を全部抜いてしまいました。その結果、彼は食事を咀嚼することが難しくなり、生活に支障をきたすほどの消化不良に陥ります。
ルイ14世は、いつも自分の部屋や会議室の椅子式便器に腰かけて会議をしていたといわれていますが、部下の中にはそんな彼を尊敬し、便器に座りながら仕事をする者もいたといいます。これも彼の威光によるものでしょうか。
ヒント2:バレエが大好きで「太陽」の役を演じる
ルイ14世は芸術に造詣が深く、14歳のころには『夜のバレエ』という作品で「ギリシア神話の太陽神・アポロン」の役を演じています。彼は現在のパリ・オペラ座バレエ団の前身となる「王立舞踊アカデミー」を創設し、バレエの奨励に努めました。
ルイ14世は「太陽王」と呼ばれており、彼の居城であったヴェルサイユ宮殿にも多くの「太陽」の彫刻がちりばめられています。
ヒント3:「朕は国家なり」
ルイ14世は5歳で即位してから76歳で亡くなるまで、およそ70年間フランス国王として君臨し、フランス・ブルボン朝の最盛期を築きました。フランスの絶対主義を象徴する「朕は国家なり」という言葉からは、「私が国家そのものなのだ」という彼の強い意志を感じ取ることができます。
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