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【解説】

正解は「ミドリムシ」でした!

▲ミドリムシ Picturepest, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons(画像をトリミングしています)

ヒント1:体をくねくねと動かす「すじりもじり運動」で移動します。

体長はわずか0.05mmほどのミドリムシは、体の形を変えてくねくねと動く「すじりもじり運動」によって移動します。また、体から生えている鞭毛べんもうを使って動き回ることもできます。

また、ミドリムシは眼点付近の器官で光の強弱を感じ、光の方向に近づいたり遠ざかったりするように移動する光走性があります。

ヒント2:近年は、食品や燃料などとしての活用に注目が集まっています。

ミドリムシは近年、「ユーグレナ」の名前で食品燃料としての活用方法に注目が集まっています。「ユーグレナ」はミドリムシの学名「Euglena」の英語での発音です。

ユーグレナにはビタミンミネラルアミノ酸などの栄養素がバランスよく豊富に含まれており、これを活かした食品サプリメントが開発されています。

▲栄養豊富なサプリメント(イメージ画像)

また、ユーグレナの培養方法によっては体内に多くの良質な油を作ることができ、この油を利用したバイオ燃料が開発されています。すでに、ユーグレナを原料の一部とした燃料がバスやフェリー、飛行機などの燃料として使われ始めています。

さらにはバイオ燃料の製造過程で出た残りかす肥料として活用する研究も進んでいるなど、ユーグレナには無駄がないのです。

ヒント3:動物と植物の特徴を併せ持っています。

ミドリムシは鞭毛を使ったり「すじりもじり運動」をしたりすることで動くことができるといった動物的な性質を持っています。一方で、体内には葉緑体を持っており、光合成を行って養分を作ることもできる植物的な性質併せ持つ非常にユニークな生き物です。

▲動物と植物の特徴を両方持っている!

葉緑体を使って光合成を行う時には当然二酸化炭素を吸収するため、燃料としての活用はサステナブルであるといえます。


非常に小さく普段は気にも留めない微生物でも、こうして調べてみると色々な面白い特徴を持っていることがわかります。このようなことを知ると、なんだかかわいい生き物に思えてきませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね!

【前回の理科編はこちら】

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この記事を書いた人

鞠乃

芝浦工業大学建築学部に在学中の鞠乃(まりの)です。東京スカイツリーが好きです。趣味は旅行、ハロプロのライブ参戦、Jリーグ観戦、読書など。みなさんと一緒にたくさんの「楽しいから始まる学び」を体験していけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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