解説
正解は「カタツムリ」でした。
※カタツムリの画像が出てきますので、苦手な方はご注意ください
ヒント1:途切れ途切れの足跡を残す
カタツムリが移動したあと、地面や木の幹には写真のような「足跡」が残ることがあります。這って動くにもかかわらず足跡が途切れ途切れになるのは不思議な気もしますが、カタツムリの移動方法をじっくり観察すればその理由がわかります。
カタツムリは地面にべったり密着するのではなく、体を部分的に浮かせ、波打たせるようにして前に進みます。そのため、地面と体が接した部分にのみ粘液が残り、途切れ途切れの足跡になるのです。
▲実はこんな歩き方
ヒント2:1万本以上の歯を持つ
「歯が多い動物」といえば、サメなどを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。サメの歯の数は、多い種でも数千本ほど。それに対しカタツムリには、なんと1万〜2万本ほどの歯があるといわれています。
▲カタツムリは「歯が一番多い生き物」といわれることも
カタツムリの歯は「歯舌」と呼ばれ、その名の通り舌の上にびっしりと並んで生えています。カタツムリはこのおろし金のような歯舌を使い、植物の葉などを削るようにして食べるのです。
ヒント3:殻に蓋をして冬眠する
カタツムリは、乾燥や気温の変化にとても弱い生き物。そのため、冬は殻の入り口に蓋をすることで、寒さや乾燥から身を守りながら冬眠しています。蓋は体から分泌される粘液でできており、呼吸するための穴が空いています。
カタツムリは夏の間も、やはり乾燥から身を守るために蓋をして閉じこもっていることがあります。殻だけのように見えてもちゃんと生きているので、見かけたときにはそっとしておいてあげましょう。
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