解説
正解は「串」です。
ヒント1:「〇戯」で「じょうだん」と読む
「串戯」は、「じょうだん」「センギ」などと読みます。『日本国語大辞典』によると、「冗談」という表記が定着したのは大正時代以後のことで、明治時代には「戯談」「串戯」など、十数種類の表記があったそうです。
実際に明治・大正時代の小説を見てみると、以下のような表記があることが確認できます。
▲「じょうだん」の表記例
ちなみに「串戏chuànxì」には、(素人がプロに混じって)演じるという意味があります。
ヒント2:セン・カン・つらぬく・なれる
「串」には、セン・カンという音読みがあります。いずれも馴染みがない音読みかもしれませんが、それぞれ「
また、「カン」という読みは「患」からも推測できるかもしれません。
ヒント3:食べ物を刺すための細長い棒
「串」は、日本では主に「食べ物などを刺すくし」を表します。なお、髪をとかすくしは「櫛」と書きます。
ちなみに「串」に似ている「丳」という漢字も「食べ物などを刺すくし」を表します。実は「串」に「くし」の意味ができたのは、「丳」がくしを表すことが原因だと考えられています。
ぜひ次回の「今日の一問・漢字編」にも挑戦してくださいね。
【あわせて読みたい】
【前回の漢字問題はこちら】