解説
正解は「楚」です。
ヒント1:「ちんすこう」「ずわいがに」
沖縄土産の定番「ちんすこう」は漢字で「金楚糕」と書きます。「糕」は米粉や小麦粉を固めて作る食品に用いられる漢字で、例えば「蛋糕」は中国語でケーキを表します(「蛋」は卵のこと)。
▲琉球伝統のお菓子「金楚糕」
また、「ずわいがに」は漢字で「楚蟹」と書きます。「
▲おいしそうな「楚蟹」
ヒント2:「すっきりとしている」
「楚」には、「すっきりとして整ったようす」という意味があります。例えば「清楚」は、飾り気がなくすっきりとして清らかな様子を表します。
「清楚」という言葉から、「楚」にプラスのイメージをもつ方もいるかもしれませんが、実は「楚」には「苦しむ」「刑罰に用いるつえ」という意味もあります。例えば「
ヒント3:「四面〇歌」
「四面楚歌」は、四方を敵に囲まれて孤立することを表す四字熟語です。
楚の項羽が
「楚」は「四面楚歌」「清楚」などでしか普段は見かける機会がないかもしれません。 しかし実は蕎麦屋の看板に「楚」(を崩してできた字)が書かれていることが多くあります。
▲右から順に「生」「そ(楚)」「ば(者゛)」と書かれている
※私達が普段使っている「そ」は「曾」を崩してできた平仮名ですが、かつては「楚」を崩してできた「そ」も多く使われていました。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ぜひ次回の「今日の一問・漢字編」にも挑戦してくださいね。
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