3ヒントで「画家の名前」を当てよう！この奇抜なオブジェは一体…？

解説

正解は「サルバドール・ダリ」でした。

▲髭がトレードマークのダリですが、こんな写真もあるんですね

ヒント1：『ロブスター・テレフォン』を制作

▲via Wikimedia CommonsNacaruCC BY 4.0（画像を一部トリミングしています）

ダリは絵画だけでなくオブジェも多数制作しており、『ロブスター・テレフォン』もそのひとつです。

ダリは硬い殻の中に柔らかい身が入っているロブスターを、軟弱な自身を守ってくれる妻・ガラの姿に重ねました。さらに電話機の緩やかな曲線に官能美を見出した彼は、2つを合わせることで食欲・性欲・美意識の共存する作品を制作したと言われています。

またダリの大ファンを公言するシンガーソングライターのあいみょんは、2018年に「TELEPHONE LOBSTER」と題したツアーを開催しています。

ヒント2：大の猫好きだった

猫好きで知られるダリですが、彼のペットはただの猫ではなく、なんとオセロットというヤマネコの一種。

▲オセロットの「バブー」と。こちらはお馴染みの髭ですね

またダリは写真表現にも興味を持っており、写真家のフィリップ・ハルスマンとタッグを組んで、現実ではありえないような光景を写す「トリック・フォト」をいくつも残しました。中でも有名な『ダリ・アトミクス』という作品には3匹の猫が登場しており、ここからもダリの猫好きが伺えます。

▲『ダリ・アトミクス』

ヒント3：チュッパチャプスのロゴをデザインした

ダリと同じスペインで生まれた棒付きキャンディ・チュッパチャプス。世界展開を見据えた創業者のエンリケ・ベルナートが、ダリにそのロゴマークのデザインを依頼しました。

ダリはベルナートとの会食中、なんと1時間も経たないうちに紙ナプキンにヒナギクをあしらったデザインを描き、これが現在のロゴの元になったと言われています。

▲ヒナギクだったんですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ次回の「今日の一問・美術編」にも挑戦してくださいね！

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