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選択肢のうち、日本よりも世界遺産の登録件数が少ない国はギリシャでした!

各国の世界遺産登録件数は、日本が26件であるのに対し、イタリアが61件、インドが44件、メキシコが36件、ロシアが33件、ギリシャが20件となっています。

ギリシャの世界遺産は、断崖絶壁に立つ修道院群のメテオラや、「アテネのアクロポリス」の一部として登録されているパルテノン神殿などが有名です。パルテノン神殿を支える柱には、中央部をわずかに膨らませる「エンタシス」という技法が用いられています。これは柱が細く見える目の錯覚を補正し、視覚的な安定感を与えるための工夫だといわれています。

イタリアは世界最多の世界遺産登録件数を誇る国で、水の都・ヴェネツィアや、「世界一美しい海岸」とも称されるアマルフィ海岸などが有名です。しかし近年は、どちらの地域もその世界的な人気ゆえに観光客が集中しすぎており、交通渋滞や地元住民の生活環境を圧迫する「オーバーツーリズム」が深刻な問題となっています。

メキシコは、マヤ文明の遺跡であるウシュマルやチチェン・イッツァなどが世界遺産に登録されています。マヤ文明は、紀元前から中央アメリカで栄え、天文学や数学、独自の文字などを発達させた文明です。チチェン・イッツァに残る「ククルカンの神殿」のようなピラミッドは、その優れた建築技術や世界観を象徴するものとして特に知られています。

インドの世界遺産は、白くて左右対称の景観が美しいタージ・マハルが有名ですね。これは、ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった妃のために建てさせた大理石の霊廟ですが、近年は大気汚染などの環境問題による白い大理石の変色が深刻な問題となっています。

ロシアの世界遺産には、首都モスクワの中心部に位置し、現在も大統領府など政府の諸機関が置かれている「クレムリン」のような、国の歴史を象徴する世界遺産が有名です。また、バイカルアザラシなど、たくさんの固有種が生息するバイカル湖をはじめ、自然遺産も多くあります。

10位のイランは、ペルシア帝国をはじめとする古代文明が紀元前から栄えた場所であり、ペルセポリスなど多くの古代遺跡が世界遺産に登録されています。

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この記事を書いた人

加納

愛知県出身。滝高校→東京大学理科二類→文学部。 東京大学クイズ研究会(TQC)などに所属しています。 ライターの活動を通してみなさんと一緒に学びを深めたいです。どうぞよろしくお願いします。

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