問題の解説
第1問
正解は「バッキンガム宮殿」でした。
イギリス・ロンドンに所在し、衛兵の交代式など観光地としての人気も高いバッキンガム宮殿で、テーザー銃を所持していた男が逮捕されました。
容疑者とテロとの関与も疑われましたが、ロンドンの警察はテロとの関連はないと発表しています。
ちなみに、テーザー銃とはスタンガンの一種で、ワイヤーに繋がった電極が射出され、標的に突き刺さると電流が流れることで相手を制圧する非殺傷性の武器です。海外では刑務所や警察で多く使われています。
エリザベス女王の住まいには、ウィンザー城やバルモラル城などいろいろありますが、ウィークデーを過ごす公邸はバッキンガム宮殿になります。
誤答選択肢の「ウェストミンスター宮殿」は、同じくロンドンにある宮殿で、現在はイギリス議会の国会議事堂となっています。世界遺産にも登録されています。
また「ヴェルサイユ宮殿」は、フランスにある宮殿です。こちらも世界遺産に登録されています。
第2問
正解は「レアアース」でした。
一向に終わりの見えない米中間の貿易戦争ですが、24日、アメリカが対中制裁の第3弾を発動しました。
7月、8月に実施された対中制裁は合わせて500億ドル(およそ5兆6000億円)規模のものでしたが、今回の制裁では新たに2000億ドル(およそ22兆円)規模の輸入品に高関税が課されます。これは、アメリカが中国から輸入する品目のほぼ半分にあたります。
前回までの制裁では、ハイテク部品など中間財(消費者の手元に届く製品の原材料となる加工品。たとえば車であれば、タイヤやエンジンなど)が対象だったため、消費者への影響は限定的でした。
しかし今回の制裁では、中国の主力輸出品である服や家電、家具、食品なども対象となっており、関税上乗せによる価格上昇が消費者へ影響するのは必至と見られています。
ちなみに、ハイテク製品に不可欠なレアアースは、中国の独占市場に近く他からの輸入が困難です。そのため今回は対象外となりましたが、対象候補には挙がっていました。
なお、アメリカの制裁に対し中国は、アメリカ商品のおよそ70%を対象にした報復関税を、即時に発動しています。
しかしトランプ大統領も、中国が更なる報復関税を発動した場合、すべての品目を対象にした制裁関税の第4弾を発動させると警告しており、両大国の対立が収束する気配は今のところありません。
第3問
正解は「ビール」でした。
現在、ドイツのミュンヘンでは、秋の風物詩ともいえるビールの祭典、オクトーバーフェストが催されています。
これは毎年9月下旬から10月上旬にかけて2週間ほど行われるドイツの国民的行事で、例年、数百万人が訪れビールを楽しみます。
第1回が行われたのは1810年と200年を超える歴史があり、今や世界中にオクトーバーフェストは広まっています。日本も例外ではなく、毎年各地でオクトーバーフェストが開催されています。
日本では10月以外に開催されることも多いですが、それでも「オクトーバーフェスト」と呼ばれます。