問題の解説
第1問
【15日、2019年イグノーベル賞の受賞式が行われました。今年の医学賞に輝いた研究は、次のどちらでしょう。】
正解は「ピザでがんが予防ができるという研究」でした。
15日、ノーベル賞のパロディーで、人々を笑わせるが考えさせられもする業績に贈られる、イグノーベル賞の受賞式が行われました。
医学賞は、「イタリアで作られ、イタリアで食べられたピザは、がんの予防ができる可能性がある」というテーマで証拠を集めた、イタリアなどの研究チームが受賞。
工学賞では、「乳児用のおむつ交換装置」を開発したイランの研究のチームが受賞するなど、各部門ともユニークな着眼点の研究が受賞しています。
日本からは、「5歳児の、1日あたりの唾液の分泌量」を、自分の子どもらに「食べ物を噛ませ、飲み込む寸前に吐き出させる」という手法で測定した大学教授のグループが、化学賞を受賞しています。
なお、日本人のイグノーベル賞受賞は、これで13年連続となりました。
第2問
【2019年のFIBAバスケットボール・ワールドカップ(男子)で優勝したのは、どこの国でしょう。】
正解は「スペイン」でした。
15日、FIBAバスケットボール・ワールドカップの男子決勝が行われ、世界ランキング2位のスペインが95-75でアルゼンチン(同5位)を下し、優勝しました。スペインの優勝は、2006年の日本大会以来、2度目です。
なお3連覇を目指していたアメリカは、準々決勝でフランスに敗れたのに続き、5-8位決定戦でもセルビアに敗れたため7位に終わっています。
次回開催は、2023年にフィリピンで行われます。今回の中国開催に続いてのアジア開催とあって、今大会を全敗で終えた、日本代表の巻き返しにも注目されます。
第3問
【レスリングの世界選手権で日本の太田忍選手が金メダルを獲得した、腰から下を攻めてはいけない、上半身だけで攻防するルールを何というでしょう。】
正解は「グレコローマンスタイル」でした。
15日に行われたレスリングの世界選手権、男子グレコローマンスタイルの63キロ級で、太田忍選手が優勝しました。
なお、63キロ級は東京五輪では開催されない階級のため、太田選手は60キロ級または67キロ級で、オリンピック出場を目指すことになります。
ちなみに、太田選手はリオデジャネイロ五輪でも銀メダルを獲得していますが、その際の階級は59キロ級でした。
近年、レスリングといえば女子の活躍が目立ちますが、女子で行われるのはフリースタイルのみです。一方、男子はフリースタイルとグレコローマンスタイルの両者が行われます。
グレコローマンスタイルは、腰から下への攻撃が禁じられているルールです。そのため、胴を抱えての投げ技など、豪快な攻防が楽しめます。