問題の解説
第1問
正解は「6回」でした。
9月6日に発生し甚大な被害をもたらした北海道胆振東部地震(M6.7)は、今なお余震が続いており、多くの方が避難生活を送るなど復旧は遠い状況です。
世界に目を向けても、10日にはニュージーランドの近く、ケルマデック諸島南方でM7.0の地震が起きるなど、ここ最近は大きな地震が頻発しています。
過去1か月(8月11日~9月10日)以内に起きたM7.0以上の地震は6回を数え、そのうち4回は、フィジー沖など南太平洋での発生です。
今年、世界で起きたM7.0以上の地震は16回(9月10日時点)ですが、1/3以上がこの1か月間に発生したことになります。
第2問
正解は「マスゲーム」でした。
9日、北朝鮮の建国70周年を祝う記念祝典が行われました。恒例の軍事パレードでは、核兵器をイメージさせる各種の弾道ミサイルは公開されず、非核化に向けて対話中のアメリカを強く意識した内容となりました。
対するトランプ大統領も、ツイッターで「金委員長、ありがとう」とつぶやき、今回のパレードを評価しています。
また、建国70周年を祝うマスゲームも行われました。マスゲームが行われたのは5年ぶりです。
平壌で9日夜、北朝鮮建国70周年の祝賀行事の一環として、歌と踊りによるプロパガンダイベント、マスゲームが行われた。世界最大の芸術公演であるマスゲームが北朝鮮で催されたのは5年ぶり。(写真34枚)https://t.co/xlTFZStq1q pic.twitter.com/Uz73Y2WvCB
— AFPBB News (@afpbbcom) 2018年9月10日
金委員長は中国の高官とともに会場入りし、マスゲームでも中国語で書かれたメッセージが演出されるなど、両国の蜜月関係をアピールしています。
北朝鮮のマスゲームは、参加人数が多く規模が大きいため国内だけでなく海外からも人気があり、外貨獲得手段としても機能しています。
一方で、半強制的に集められる参加者(主に学生)への待遇の悪さなどから、人権問題とする声も多くあります。
第3問
正解は「豊洲市場」(とよすしじょう)でした。
移転問題で一時はマスコミの話題を独占し続けていたものの、今ではすっかり忘れ去られた感のある豊洲市場が、農林水産省の正式認可を受け10月11日オープンします。
当初の計画では2016年11月のオープン予定でしたので、およそ2年遅れでの移転となります。当時は問題となった土壌汚染についても、追加の対策工事が行われて、現在では安全性が確保されています。
誤答選択肢の「旦過市場」(たんがいちば)は、福岡県北九州市にある市場です。北九州の台所とも呼ばれます。
また「近江町市場」(おうみちょういちば)は、文字だけだと滋賀県にありそうですが、実は石川県金沢市にある市場です。こちらは金沢の台所とも呼ばれます。
なお、誤答選択肢はいずれも、農林水産省が認可する中央卸売市場や各都道府県が設置する地方卸売市場とは違い、小売店が立ち並ぶ市場です。