問題の解説
第1問
正解は「米」でした。
10月に入り、全国的に新米の出荷が始まっています。これに伴い、各地でブランド米のキャンペーンも多く行われています。
近年は新しいブランド米が続々と開発されており、設問文にある「富富富」「雪若丸」「だて正夢」「いちほまれ」はすべて、今年が本格デビューとなる新品種です。
これらブランド米が多く開発される背景の1つに、2018年をもって米の生産調整(減反)の制度が廃止される点が挙げられます。
これまで米の過剰生産による価格低下を抑制するため国が生産量を管理して来ましたが、制度の廃止に伴い、より商品力の高いブランド米を作ることで農家側が価格低下を避ける狙いです。
また、今後も進むであろう地球温暖化を見越して、暑さに強い品種を作るという意図もあるようです。
第2問
正解は「ソフトバンクとトヨタ自動車」でした。
自動車大手トヨタの社長と、通信大手ソフトバンクの社長が会見を行い、共同出資の新会社を設立すると発表しました。
日本を代表する企業・ #トヨタ自動車 と #ソフトバンク が新会社を設立すると発表。今後目指すのは車の乗り合いサービス「 #ライドシェア 」です。100年に一度の大変革期を迎えていると言われる自動車業界。車の技術と人工知能などの技術の融合で何を目指そうとしているのでしょうか。 #nhk #NW9 pic.twitter.com/RrwH5PSIIW
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) 2018年10月4日
会社名は「MONET Technologies」(モネ テクノロジーズ)で、配車サービスやライドシェアに自動運転技術を組み合わせ、将来的にはMaaSビジネスを展開していくことになります。
あまり聞き慣れない「MaaS」という言葉ですが、Mobility as a Serviceの略称で、個人が車という「モノ」を所有するのではなく、使いたい時に「サービス」として利用する、というビジネスモデルです。買うのではなく、ライドシェアであったり、タクシーで済ませよう、という意味合いですね。
現時点では、技術的にも法制度的にも自動運転車が自由に駆け回れる社会ではありませんが、将来の実現を目指し、同社は年度内にも配車サービスから始める予定です。
第3問
正解は「中身がクリームではなく、こしあんになっていた」でした。
山崎製パンは、同社から発売された「モッチ クリームドーナツ」を自主回収しています。
対象となるのは、仙台工場で製造された消費期限が10月1日の商品およそ1600個で、東北6県で販売されたものです。
このクリームドーナツは、こしあんの入ったドーナツと同じ製造ラインで生産されており、誤ってこしあんの包装になっていました。
同社は対象商品の返金に応じるとのことですが、クリームとこしあんでアレルゲンと消費期限の表示に違いはないため、食べても健康上の影響はないとのことです。