問題の解説
第1問
正解は「ペタ」でした。
ベンチャー企業が独自開発したスーパーコンピューター(スパコン)の「Gyoukou」(暁光)が、処理速度日本一となりました。
これまでの日本最速で、2011年には世界最速だった理化学研究所「京」の処理速度は10ペタフロップスでしたが、「Gyoukou」は14.13ぺタフロップスを記録しています。
なお、現在の世界最速は中国の「神威・太湖之光」(しんい・たいこのひかり)で、2016年に93ペタフロップスを記録しています。
このペタフロップスという単位ですが、ペタは単位の接頭辞で、「千兆」を意味します。10^15(10の15乗)です。
聞き慣れている、キロ(10^3) ― メガ(10^6) ― ギガ(10^9) ― テラ(10^12) ― ペタ(10^15) と並べると分かりやすいですね。
ちなみにフロップスは1秒間に何回計算できるかを表す単位です。つまり今回の記録14.13ぺタフロップスは、1秒間に1京4130兆回計算できる、という意味となります。
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第2問
正解は「品質が変わらずにおいしく食べられる期間」でした。
サントリーやイオンなどで、一部商品の賞味期間表示を年月日から年月に変更することが発表されています。
これは、賞味期限が迫った食品は廃棄されるケースが多いため、日付の範囲を広くすることでフードロス(まだ食べられる食品が捨てられてしまうこと)を削減する意図です。
賞味期限は、5日以上の保存可能な加工食品に表示が義務づけられていますが、元々、3か月以上保存可能な食品は年月のみの表示も可能です。このため表示の変更対象は、3か月以上保存可能な食品となります。
対して賞味期限と混同しやすい消費期限は「安全に食べられる期間」で、5日以内に品質劣化がある食品に表示が義務づけられています。期限が過ぎれば廃棄が適切です。
また、薬などでは使用期限が表示されます。多くは年月表記で、使用期限は消費期限と同様、期限を過ぎた場合は使用せず廃棄すべきものとなります。
いずれの期限も未開封であることが前提なので、開封したものはどれも早めの消費が推奨されています。
第3問
正解は「エレクトロニック(electronic)」でした。
スポーツや格闘技などの対戦形式のコンピューターゲームを競技として行う「eスポーツ」が、IOC(国際オリンピック委員会)が競技団体の幹部らを集めた会議で議題に上がりました。
eスポーツを「スポーツ活動として考えられる」と位置づけ、今後、五輪競技への採用なども含め協議していくことになります。
実際にも、アジア・オリンピック評議会が主催する「アジア競技大会」では、来年から公開競技としてeスポーツが実施されます。
またオリンピック以外でも、例えばFIFA(国際サッカー連盟)が主催するサッカーゲームの大会は成功しており、優勝者は賞金20万米ドル(およそ2273万円)に加え、FIFAが開催する実際のサッカー選手の表彰式へ参加することとなります。
下のツイートは、今年のサッカーゲーム大会優勝者(左)と、今年の最優秀選手となったクリスティアーノ・ロナウド(右)です。他にも、メッシやネイマールとの2ショットもありますよ!
There he is! The man @Gorilla_Unilad wanted to meet all along. The #FIWC17 Champ with @Cristiano! Your favourite for tonight? ? pic.twitter.com/muZqpsXFao
— FIFA eWorld Cup (@FIFAeWorldCup) 2017年10月23日