問題の解説
第1問
正解は「右手の薬指が人差し指よりも長い」でした。
月経前症候群(PMS)とは、月経の1週間程度前から起こり月経開始とともに消える症状で、症状が出るかは大きく個人差があります。
具体的な症状としては、頭痛や下腹痛、不眠などの身体的症状だけでなく、怒りやすくなったり逆に無気力になったりと精神的な症状も多く見られます。
和歌山県立医科大学の研究グループが、指の成長と女性ホルモンとが関係している点に着目し、約400人を対象に指の長さとPMSの症状との相関関係を調査したところ、症状の重さと薬指の長さが比例していたとのことです。
とはいえ、指の長さと関係しない症状もあることから原因が多岐にわたる可能性があるため、指の長さだけで症状の重さをいい当てる、とはいかないようです。
しかし、PMSの原因に結びつく信頼性の高いデータを世界で初めて発表したことは医学的に意義があり、今後の研究にも活かされるでしょう。
第2問
正解は「37分」でした。
民間による火星移民構想などでも知られるアメリカの宇宙開発企業、スペースX社が、地球上の都市間をロケットで運航する計画を発表しました。
これによると、最大6人乗りの客室40室を持つロケットが、最高時速27,000km/hで飛行し、東京-ニューヨーク間なら37分で移動できるようになるとのことです。ちなみに現在、羽田-ニューヨーク間の飛行機で12時間50分程度を要します。
運航の安全性や、速度に対するG(重力加速度)に一般乗客が耐えられるかの懸念はありそうですが、もし実現すれば、世界の情勢さえも大きく変える偉大なブレイクスルーになりそうです。
ちなみに料金は、飛行機のエコノミークラスと同水準を目指しているとのことです。
なお、誤答選択肢の「2時間23分」は、新幹線「のぞみ」での東京-新大阪間の移動時間。「7時間10分」は、飛行機での羽田-ホノルル間の移動時間です。
第3問
正解は「フランス」でした。
「凱旋門」にもいろいろありますが、凱旋門賞の「凱旋門」は、ナポレオン・ボナパルトがアウステルリッツの戦いに勝利した記念に建造を命じた、フランスのエトワール凱旋門を指します。
凱旋門賞は世界の競馬の中でも最高峰とされるレースの一つで、出走する競走馬のレベルは比較的高く、賞金総額は500万ユーロ(およそ6億6400万円)にもなる大きなレースです。
日本では、競馬ゲームでラスボス的な扱いにされることも多く、知名度の高い海外レースでもあります。また1969年から去年までの間、のべ20頭の日本馬が参戦していますが、2着は4回あるものの、まだ勝ったことはありません。
今年の凱旋門賞には、日本からサトノダイヤモンドとサトノノブレスの2頭が参戦しました。
結果はイギリス馬のエネイブルが優勝。日本勢はサトノダイヤモンドが15着、サトノノブレスが16着と惨敗で、日本競馬界の悲願はまだまだ達成されなさそうです。