問題の解説
第1問
正解は「AI」でした。
世界的なオークションハウス(競売会社)で、世界最大の規模でもあるクリスティーズで、AIが描いた絵画が競売にかけられます。AIが描いた美術作品の競売は、史上初となります。
出品されるのは、架空の一家「ベラミー家」を描いたシリーズ作の1つ≪エドモンド・ベラミーの肖像≫で、落札最低価格は10000ドル(日本円で112万円)の予定です。
その工程ですが、14世紀から20世紀に描かれた肖像画1万5000点をシステムに読み込んで、AIに新しい肖像画を生成させています。
この工程は、AI自身が「人間が描いたもの」と誤認するまで続けられるため、人間が描いたもののような絵画に仕上がるとのことです。
第2問
正解は「河瀬直美」でした。
オリンピックでは毎回、公式映画が製作されますが、2020年の東京オリンピックでは、河瀬直美氏が公式映画の監督に決まりました。
河瀬直美が東京オリンピック公式映画の監督に就任 #河瀬直美 #Tokyo2020 https://t.co/tAkuu9tUxs pic.twitter.com/QcjgbsQ2xD
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年10月24日
河瀬直美氏は、『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭の新人監督賞を、また『殯の森』(もがりのもり)で同映画祭の審査員特別グランプリを受賞するなど、世界的に高い評価を得ている日本人映画監督です。先日亡くなった樹木希林さんの最後の主演作『あん』も、河瀬直美氏の作品です。
ちなみに過去の日本開催だと、1964年東京五輪の映画で監督を務めたのは、『ビルマの竪琴』『犬神家の一族』などで知られる市川崑(いちかわ・こん)氏です。また1972年札幌冬季五輪では、『瀬戸内少年野球団』や『少年時代』を代表作に持つ、篠田正浩氏が監督を務めました。
1998年長野冬季五輪だけは日本人監督でなく、ロサンゼルスやアトランタ、シドニー、アテネなど数多くの大会で監督を務めている、バド・グリーンスパン氏が担当しています。
第3問
正解は「160円」でした。
毎週公表されている資源エネルギー庁の給油所小売価格調査で、今週のレギュラーガソリン小売価格の全国平均が、1リットルあたり160円となりました。
160円台になったのは2014年11月以来の出来事で、経済への悪影響も懸念されています。
ガソリン価格は9月3日以来8週連続で値上がりしていますが、値上がりの主な理由は、トランプ政権がイランへの経済制裁として行っている、イラン産原油の禁輸措置です。
アメリカだけでなく、日本を含め世界各国に対してイラン産原油の輸入を停止するよう求めており、また各国が同調したのもあって、世界的に原油価格が高止まりしています。
今後の見通しですが、10月に入ってから世界的な株安が起きているため原油価格も値下がりし始めており、ガソリン価格にも反映されると見られています。
しかし一方で、在トルコのサウジアラビア総領事館内で起きたサウジアラビア人記者の殺害事件を受け、アメリカがサウジアラビアへ経済制裁を科す可能性もあります。
制裁で原油の禁輸措置などが行われてしまうとガソリン価格はさらに上がると予想されるため、今後のアメリカの動向が注目されます。