問題の解説
第1問
【中にミイラ化した遺体があるとみられる、古代エジプト時代の木製の棺が100基以上見つかりました。さて、次のうち「ミイラ」を漢字で書いたものはどれでしょう。】
正解は「木乃伊」でした。
エジプト政府は14日、約2500年前の古代エジプト時代に埋葬されたとみられる木製の棺が100基以上見つかったと発表しました。内部にはミイラ化した遺体があるとみられていて、考古学省は「保存状態も良く、今年最大の発見だ」と話しています。
14日には、棺のひとつにX線を照射して内部を調べる様子が公開され、内部のミイラは裕福な階級の40代男性と推定されました。棺や副葬品などは、カイロ近郊で来年開館が予定されている「大エジプト博物館」など4か所に移送される予定です。
エジプト「今年最大の発見」 ミイラ包む木棺100基 2500年前、富裕層か
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) November 15, 2020
オリジナル版は→https://t.co/cXdAHEWkeu pic.twitter.com/wk3tbJiDdJ
なお、誤答選択肢の「西班牙」はスペイン、「棗」はナツメと読みます。「ナツメ」は「ナツメヤシ」とは別物で、その実は古くから中国や韓国などで縁起の良い食べ物とされています。
第2問
【昨日16日、今年(2020年)のNHK紅白歌合戦出場歌手が発表されました。次のうち、今年が紅白歌合戦初出場となる歌手は誰でしょう。】
正解は「東京事変」でした。
昨日16日、大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表され、42組の出場が決まりました。東京事変やSixTONESなど、合計10組が初出場します。
東京事変は、歌手の椎名林檎を中心に2004年に結成、2012年に解散を発表したバンドです。しかし今年(2020年)元日、新曲『選ばれざる国民』の配信を皮切りに活動を再開し、直後から様々なドラマや映画で主題歌を務め、活躍しています。
ちなみに、NHK紅白歌合戦は1951年にラジオ番組としてスタートし、当初は正月番組として1月3日に放送されました。第3回までは年明けのラジオ番組として放送されていましたが、第4回から大晦日のテレビ放送に切り替わり、1953年は紅白歌合戦が2回行われた珍しい年になりました。
第3問
【「海こひし潮の遠鳴りかぞへつゝ少女となりし父母の家」などの短歌を詠んだ歌人は誰でしょう。】
正解は「与謝野晶子」でした。
歌人・与謝野晶子が自作の148首を書いた屛風が、高知県で発見されました。与謝野晶子の自筆屛風はこれまでに20点以上確認されていますが、今回見つかったものが最後の作品とみられています。
見つかったものは晶子が亡くなる2年前に書いたとみられ、明治時代に出した第1歌集『みだれ髪』から昭和初期の『与謝野晶子全集』まで、ほぼすべての歌集から代表作が選ばれています。
屏風には、故郷と若き日を懐かしむ「海こひし潮の遠鳴りかぞへつゝ少女となりし父母の家」という歌もつづられています。与謝野晶子生家跡の歌碑にも刻まれている作品です。
見つかった屏風は明日18日から、晶子の故郷である大阪府堺市の「さかい利晶の杜」で展示される予定です。
与謝野晶子 最晩年の「百首屏風」を公開、さかい利晶の杜 https://t.co/j7Qjrh5yAy
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 28, 2020
創作初期から晩年に至るまでの歌が書かれた屏風は珍しいといい、晶子の作品を知るうえで貴重な資料になる。