問題の解説
第1問
【国内への輸入が検討されている病原体の1つで、日本では一類感染症に指定されている、現在コンゴ民主共和国で流行している感染症は何でしょう。】
正解は「エボラ出血熱」でした。
厚生労働省と国立感染症研究所が、感染症法で最も危険度が高い「一類感染症」に指定されている病原体を、国内に輸入する方向で検討していることが分かりました。
輸入が検討されているのは、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、南米出血熱、マールブルグ病、ラッサ熱の5つの病原体で、早ければ今夏にも輸入される見込みです。
いずれも致死率の高い危険な病原体ですが、輸入は患者の治療法や検査法の研究が目的です。特に2020年に控える東京五輪・パラリンピックで訪日客の増加が見込まれるため、万が一への備えとして、検査体制の強化は課題となっていました。
なお、病原体の輸入経路やその正確な日時については、安全面を考慮し事前に公表されないことになります。
ちなみに、誤答選択肢の「コレラ」は三類感染症、「デング熱」は四類感染症に分類されています。
第2問
【中世ファンタジーの世界が舞台にもかかわらず、画面内にスターバックスのカップらしきものが映り込み話題となった、現在はシリーズ最終章が放送中の海外ドラマは何でしょう。】
正解は『ゲーム・オブ・スローンズ』でした。
大ヒットのファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の1シーンに、スターバックスのカップが映っていたとして話題となりました。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーンにスタバの紙コップ? https://t.co/NdWMUMdnBB
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2019年5月7日
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ドラゴンや魔法なども登場する中世ヨーロッパのような世界観が舞台の物語で、エミー賞など数多くの受賞歴があります。
1話あたりの製作費はおよそ17億円ともいわれる大作で、現在は『最終章』となる第8シーズンが、動画配信サイトや有料放送などで放映中です。
誤答選択肢の『シャーロック』は、コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』を現代風にアレンジした、推理ものの海外ドラマ。また『グリム』は、童話で知られるグリム兄弟の末裔が主人公の、ファンタジー色のある刑事ドラマです。
第3問
【アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロがある、東アフリカに位置する国はどこでしょう。】
正解は「タンザニア」でした。
タンザニアの代表的な観光地でもあり、アフリカ大陸の最高峰であるキリマンジャロ(5895m)で、ケーブルカーの設置計画が持ち上がっています。
キリマンジャロへの登山客は現在、年間5万人程度となっていますが、ケーブルカーの設置により、およそ50%の観光客数増加が見込まれるためです。
現在、実現可能なルートの調査が行われていますが、現地の登山ガイドらは、観光客は増加しても登山客は減少する懸念があるとして、反発しています。
ちなみに、現在最も高地まで伸びているケーブルカーは、中国・四川省の達古氷河に設置されているもので、標高4850m近くまで到達します。