問題の解説
第1問
正解は「台の上から、離れた台へジャンプする」でした。
イギリス、マンチェスター大学の研究チームが世界で初めて、クモの調教に成功しました。
【動画】クモの調教に成功、訓練でジャンプ 見事な跳躍です。哺乳類をはるかに超えるクモのジャンプ力の仕組みを解明し、ロボット開発に応用するために、訓練したそうです。 #ナショジオニュース #ナショジオ #クモ https://t.co/9bv6LbHxJz
— ナショナルジオグラフィック日本版 (@NatGeoMagJP) 2018年5月14日
調教に使われたクモはハエトリグモの一種で、台の上から、離れた台へとジャンプして跳び移れるようになりました。ジャンプの飛距離は、静止状態から体長の6倍を超えるそうです。
ここで、この跳躍のすごさを示すために、人間に置き換えてみましょう。
立ち幅跳びの世界記録(陸上競技にはないので参考記録程度)を調べたところ、NFL(アメリカにあるアメフトのプロリーグ)所属のバイロン・ジョーンズ選手が記録しています。
そんな彼の立ち幅跳びの記録は373cm、身長は185cmなので、人間の場合、静止状態からのジャンプはせいぜい身長の2倍程度しか跳べないことがわかります。
第2問
正解は「パルムドール」でした。
ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並び「世界三大映画祭」として名を知られるカンヌ映画祭が、フランスで開催中です。
最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門では、日本作品から、滝口竜介監督作品『寝ても覚めても』と是枝裕和監督作品『万引き家族』がノミネートされています。
また、韓国映画ながら村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作にした、『バーニング』もノミネートされています。
14日には『万引き家族』が公式上映され、是枝監督と出演者らが、レッドカーペットの上を歩きました。なおパルムドールの発表は、映画祭最終日の19日に発表されます。
動画:カンヌで是枝監督『万引き家族』上映、安藤サクラや松岡茉優ら登場 https://t.co/oPn5AMoE04
— AFPBB News (@afpbbcom) 2018年5月14日
誤答選択肢の「バロンドール」は、サッカーの年間最優秀選手の表彰です。また「レホネアドール」は、闘牛で(馬に乗りながら)牛の背中に手槍を突き刺す役割の人です。
第3問
正解は「マザーズ」でした。
フリマアプリの運営で知られる「メルカリ」が、株式を上場すると発表されました。
「株式の上場」とは、株式を自由に売買できるようにすることです。上場するといろんな人に株式を買ってもらえることになるので、会社は資金調達がしやすくなります。また会社の社会的な信用も高まります。
その一方で、株式を買った人(株主)は会社の経営について意見することができるため、独断的な経営は難しくなります。また会社にとって不都合な株主が多く株を買うと、会社の経営権が奪われるリスクも発生します。
株式市場は日本国内にもいろいろあって、今回「メルカリ」が上場するのは「マザーズ」です。「マザーズ」は、東京証券取引所(東証)が開いている、新興企業向けの株式市場です。
上場基準がゆるいため、起業してまだ間もない企業が多く集まります。また、将来性はあるけれど先行投資などで今は赤字、のような企業も上場できます。
つまりハイリスク・ハイリターンであり、株価も動きが荒い傾向にあります。その代わりに、マザーズ上場企業には情報公開が義務づけられており、経営の高い透明性が確保されています。
ちなみに、誤答選択肢はいずれも株式市場の名前ではありません。それに似た「ジャスダック」や「セントレックス」という名の市場は存在します。