問題の解説
第1問
【2010年にノーベル賞を受賞した根岸英一さんが亡くなったことがわかりました。根岸さんがノーベル賞を受賞したのは、どの分野でしょう。】
正解は「化学」でした。
新しい化学合成の手法を発見して、2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんが、6日にアメリカで亡くなったことがわかりました。85歳でした。
根岸さんが発見した手法は、合成が難しかった有機化合物どうしを結びつけるのに役立っていて、新しい薬の開発や液晶テレビなど多くの分野で活用されています。
受賞後もアメリカに拠点を置きながら研究を進め、日本の研究機関などとともに「人工光合成」の研究にも携わっていました。名誉教授を務めるパデュー大学を引退したのは、一昨年のことです。
【訃報】2010年のノーベル化学賞を受賞、根岸英一さんが死去 85歳https://t.co/n9O8ix1Eop
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 11, 2021
パラジウムなどの触媒を用い、医薬品などの有機物を効率的に合成する「根岸カップリング」と呼ばれる手法を開発し、製薬や電子産業で幅広く応用されるようになった。 pic.twitter.com/wg02N1oQfv
第2問
【新潟県佐渡市で野生復帰の取り組みが進められ、このたび2026年度以降に本州での放鳥が決定した、国の特別天然記念物に指定されている鳥は次のうちどれでしょう。】
正解は「B」でした。
国の特別天然記念物であるトキは、これまで新潟県佐渡市のみで野生復帰の取り組みが進められてきましたが、2026年度以降に本州でも放鳥されることが決まりました。
ここでいう「放鳥」とは、人工的にヒナを育てたのちに野生に放すことです。
トキはかつて日本全国に生息していましたが、乱獲などの影響でほとんどが姿を消し、佐渡市で人工繁殖と放鳥の取り組みが進められてきました。
このおかげで、2020年末には佐渡市のトキの生息数は442羽になりました。
特別天然記念物のトキ 5年後以降 本州でも放鳥へ 環境省 #nhk_news https://t.co/K5eIFfpdXV
— NHKニュース (@nhk_news) June 12, 2021
ちなみに、誤答選択肢のAはアホウドリ、Cはタンチョウでした。
第3問
【国内で最も早く新型コロナウイルスワクチンの職場接種を開始した、「全日本空輸」はどちらでしょう。】
正解は「ANA」でした。
航空会社のANAは13日、国内で最も早く新型コロナウイルスワクチンの職場接種を開始しました。
「職場接種」は、全国の企業や大学が対象となっています。職場接種を行いたい企業や大学は、会場や接種の予定回数などを国と都道府県に届け出なければなりません。
職場接種で自治体の負担を軽くし、平日の日中に働く人でも接種が受けやすくなることで、日本国内でのワクチン接種が進むと考えられています。
なお、JALはJapan Airlinesの略称で、日本語では「日本航空」です。ANAとJALでは料金にほとんど違いがなく、機内販売や座席の種類など、サービス内容が異なっています。