問題の解説
第1問
正解は「ハーゲンダッツのバニラ」でした。
12日、史上初の米朝首脳会談がシンガポールで行われ、アメリカ・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が合意文書に署名しています。
主な合意項目は、米朝関係の正常化、朝鮮半島の平和体制保障、朝鮮半島の完全な非核化、朝鮮戦争における犠牲者の遺骨の返還です。
合意はあくまでも包括的なもので、北朝鮮の非核化について日本やアメリカが求める「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」の文言はなく、具体的な非核化へのプロセスについても触れられてはいません。
わかりやすく書くと今回の会談は、「最終的なゴール地点を決めた」だけといえるでしょう。真の交渉は、ここからが始まりです。
また注目されていたランチのメニューですが、キュウリのキムチなど北朝鮮の料理やトランプ大統領が好む洋風の肉料理だけでなく、中華系の人口が74%を占める開催地シンガポールらしく中華料理も提供されました。
デザートには、ガナッシュタルトやトロペジェンヌ(フランス風の焼き菓子)と並んで、裏ごししたチェリーのソースがかかったハーゲンダッツのバニラが出されています。
第2問
正解は「スロースリップ」でした。
今月に入り小規模な地震が続く千葉県の東方沖で、「スロースリップ」と呼ばれる現象が確認されました。「スロースリップ」は、「スロー地震」や「ゆっくりすべり」とも呼ばれ、地下のプレートが一般的な地震よりも遅い速度でずれ動く現象です。
「スロースリップ」の後には周辺の地震活動が活発になることが多く、過去には最大震度5弱の地震が発生したこともあります。このため専門家は、念のため地震に注意するよう呼びかけています。
また、2011年の東北地方太平洋沖地震や2016年の熊本地震などでは、前震がきっかけとなって「スロースリップ」が発生し、余震域が拡大したと見られています。
誤答選択肢の「スローフォワード」は、ボールを前方に投げると適用されるラグビーの反則です。
また「スロージギング」は、釣りのスタイルの一種です。ルアー(疑似餌)を激しく動かさず、ゆっくり動かすことで弱った魚を演じます。
第3問
正解は「歩きスマホする人の専用道路」でした。
中国では歩きスマホをする人のことを、画面を見るため頭が前傾する見た目から「低頭族」と呼んでいます。そんな「低頭族」の専用道路が、中国のほぼ中央に位置する西安市で導入され話題となっています。
動画:「歩きスマホ」専用通路、西安に導入 https://t.co/1LQRAEXlqk
— AFPBB News (@afpbbcom) 2018年6月12日
歩きスマホ専用道路は幅1mで、緑色に塗り分けられています。一方で道路のそれ以外の部分はスマートフォン使用禁止となっており、住み分けされている格好です。
現地では、歩きスマホを助長し危険だとする声がある一方で、ドライバーが歩きスマホの人に気づきやすいため横断歩道のような効果がある、と肯定的な意見も出ています。
なお、中国における歩きスマホの専用道路はこれが初めての導入例ではなく、2014年に観光地の一角に導入されたのが最初です。