問題の解説
第1問
【「雷が水平方向に伝わった最長距離」について、世界記録が更新されました。その記録「709km」に近いものは、どちらでしょう。】
正解は「東京都庁から厳島神社までの直線距離」でした。
WMO(世界気象機関)はこのほど、「1回の雷が水平方向に伝わった最長距離」と「雷1回の最長継続時間」の2つについて、新たな世界記録を認定したと発表しました。
最長距離では、2018年10月31日にブラジル南部で観測された、およそ709kmにもおよぶ雷が世界新記録に認定されました。
この709kmは、東京都庁から広島の厳島神社間(およそ689km)よりも長い距離になります。
また雷1回の最長継続時間記録は、2019年3月4日にアルゼンチン北部で観測された、16.73秒となりました。
これまでの世界記録はそれぞれ321km、7.74秒であったことから大幅な記録更新となりましたが、これには衛星など観測技術の向上があるとのことです。
ちなみに、誤答選択肢の東京都庁-名古屋城間の距離は、およそ259kmです。
第2問
【その遺物が海底から初めて発見された、オーストラリアの先住民を何というでしょう。】
正解は「アボリジニ」でした。
オーストラリア・西オーストラリア州のピルバラ地域の海底で、大量の石器が発見されました。
これは、少なくとも7000年以上前のアボリジニの遺物で、このような遺物が海底から発見されたのは、初めてとのことです。
アボリジニとは、オーストラリア大陸の先住民の総称です。近年は、アボリジナル・ピープルと呼ばれることもあります。
誤答選択肢の「マオリ」は、ニュージーランドの先住民族。また「アイヌ」は、北海道や樺太、千島列島などに居住する先住民族です。
第3問
【白血病からの復帰を目指す競泳の池江璃花子選手が、退院後初めて練習を公開しました。さて、池江選手の専門は、自由形と何でしょう。】
正解は「バタフライ」でした。
2019年に白血病のため活動を休止、その後およそ10ヶ月の闘病生活を経て、現在は競技復帰を目指している競泳女子の池江璃花子選手が2日、練習の様子を報道各社に公開しました。
白血病からの競技復帰を目指す競泳の池江璃花子選手が、2日、退院後初めてプールで練習する様子を報道陣に公開しました。池江選手は「心から楽しんで水泳ができている」と素直な喜びを口にしましたhttps://t.co/1YBU3ALntP#nhk_news pic.twitter.com/e0AXEzVtid
— NHKニュース (@nhk_news) July 2, 2020
退院後初めて公開された今回の練習では、およそ2時間、バタフライや自由形のトレーニングを行っています。
現在は2024年のパリ五輪を大きな目標に、まずは今年10月に予定されている、日本学生選手権への出場を目指しているとのことです。
池江選手は個人種目だけでも11の日本記録を持つ、日本競泳界のエースです。2016年のリオ五輪では、100mバタフライで5位に入賞しています。