問題の解説
第1問
【今年(2020年)の天皇杯を制したヴィッセル神戸が、2日、地元・神戸市に凱旋し、優勝報告会を行いました。さて、ヴィッセル神戸が創設された25年前に発生した出来事といえば、何でしょう。】
正解は「阪神・淡路大震災」でした。
1日の第99回天皇杯決勝で鹿島アントラーズを下し、ヴィッセル神戸はクラブ創設25年目にして初のタイトルを獲得しました。
元スペイン代表でヴィッセル神戸所属のダビド・ビジャは、この決勝が現役最後の試合でしたが、後半アディショナルタイムに負傷を押してピッチに立ち、有終の美を飾りました。
ヴィッセル神戸が創設された25年前は1995(平成7)年。この年の1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、神戸市などの兵庫県南部を中心に大きな爪痕を残しました。観測史上初の震度7(震度階級の最も上)を記録し、関連死も含めた死者は6434人に上ります。
神戸市では毎年12月に、街をイルミネーションで飾る「神戸ルミナリエ」というイベントが開催されていますが、これは震災の犠牲者の鎮魂と復興の祈りを込めて始まったものです。
また、1月17日は「防災とボランティアの日」とされており、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるなど、この震災はボランティア意識が広まるきっかけにもなりました。
第2問
【2日、ある競泳選手が第1子の誕生をメディアに明かしました。昨年(2019年)、シンガーソングライターのmiwaと結婚した、この選手は誰でしょう。】
正解は「萩野公介」でした。
萩野公介は、2016年リオ・デジャネイロ五輪400m個人メドレーで金メダルを獲得した男子競泳選手。
昨年(2019年)、シンガーソングライターのmiwaとの結婚を発表していましたが、さらに昨日、昨年末に第1子が誕生していたことを明かしました。
昨年2月に、一時競技からは離れましたが、夏に復帰し、今年の東京五輪でも活躍が期待されます。
ちなみに、萩野公介の幼い頃からのライバルとして知られる瀬戸大也の奥さんは元飛び込み選手の馬淵優佳です。
第3問
【2日、令和最初の新年一般参賀が行われ、天皇、皇后両陛下や上皇、上皇后両陛下が姿を見せられました。この際、上皇后陛下はサングラスを着用されていましたが、これは昨年(2019年)受けられた手術の影響と思われます。さて、何の手術だったでしょう。】
正解は「白内障」でした。
一般参賀は、新年(1月2日)と天皇誕生日の1年に2度、皇居で行われる行事。さらに昨年(2019年)は今上天皇の即位に際して、5月4日にも行われました。大勢の一般人が長和殿の前の広場に集まります。
この度の新年一般参賀では、天皇、皇后両陛下が合計5回ベランダに姿をお見せになり、天皇陛下は、昨年が台風などの災害に見舞われたことにふれ、「本年が災害のない、安らかでよい年となるよう願っております」と挨拶されました。
そのうち3回では上皇、上皇后両陛下もご一緒で、上皇后陛下はサングラスを着用された姿でしたが、これは昨年受けられた白内障の手術の影響と思われます。
白内障は、目の水晶体が濁ることで視力が低下する病気で、手術の後は強い光を避ける必要があるそうです。上皇后陛下は昨年6月に白内障の手術を受けられました。