問題の解説
第1問
【民間としては日本初となる「模擬宇宙生活施設」への転用が計画されている、かつて南極観測船として利用された船の名前は何でしょう。】
正解は「しらせ」でした。
1980年代から2000年代にかけて南極観測船として活躍していた「しらせ」(初代)を、「模擬宇宙生活施設」に生まれ変わらせるプロジェクトが開始されます。
模擬宇宙生活施設とは、火星などの過酷な環境下で、長く閉鎖的な場所で活動するためのシミュレーション施設です。アメリカや中国などでは既に、施設内で長期間生活するという訓練が行われています。
このプロジェクトでは、「しらせ」を”火星に向かう宇宙船(往路)”と見立て、まずは2週間の模擬宇宙生活から始める予定です。
なお、プロジェクトの資金の一部は、クラウドファンディングで募集しています。
ちなみに「しらせ」の名称は、南極大陸にある「白瀬氷河」から名付けられています。そんな白瀬氷河の名称は、秋田生まれの探検家、白瀬矗(しらせ・のぶ)に由来します。
第2問
【今年からJリーグでも一部試合に導入されることになった、2018年サッカーW杯ロシア大会でも採用された、ビデオ判定を何というでしょう。】
正解は「VAR」でした。
2018年サッカーW杯ロシア大会でも採用されたビデオ判定、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が、今シーズンからJリーグにも導入されます。
採用されるのは比較的重要度の高い、カップ戦(ルヴァンカップ)の準々決勝、準決勝、決勝と、J1参入プレーオフの計14試合です。
導入の目的については、「明白で明らかな誤り」が限りなくゼロになること、また「よりフェアでクリーンなプレイ」が期待できるためとしています。
誤答選択肢の「リクエスト」は、日本のプロ野球におけるビデオ判定制度。「TMO」は、ラグビーにおけるビデオ判定制度です。
その他スポーツでも、「チャレンジ」「CARE」「インスタントリプレイ」「物言い」といった名称で、ビデオ判定は導入されています。
第3問
【フランスの国際漫画祭でグランプリを受賞した、代表作に『境界のRINNE』『犬夜叉』などがある漫画家は誰でしょう。】
正解は「高橋留美子」でした。
フランスで開催中の漫画の祭典、アングレーム国際漫画祭で、漫画の発展に貢献した作家に与えられる「グランプリ」に、高橋留美子が選ばれました。
同賞は、漫画家による投票で選ばれます。日本人がグランプリを受賞したのは、2015年の大友克洋以来となります。
アングレーム国際漫画祭は、1974年から始まった歴史あるイベントで、また開催期間中は数十万人を動員することから「漫画界のカンヌ」とも呼ばれています。
高橋留美子は、『らんま1/2』『うる星やつら』『めぞん一刻』『犬夜叉』『境界のRINNE』と、アニメ化作品を多く持つ稀代のヒットメーカーです。
ちなみに2019年1月現在、連載作品はありませんが、今春から新たな連載が始まる予定です。新連載については、過去の代表作の頭文字をローマ字で並べるとRUMIKになることから、新連載のタイトルはOから始まるのでは?との予想も出ていますが、果たしてどうなるでしょうか。