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問題の解説

第1問

正解は「2324万9425ケタ」でした。

2018年1月3日に、これまでで最大の素数が発見されました。そのケタ数は、なんと2324万9425ケタにも及びます。

この素数はコードネームで「M77232917」と呼ばれており、これは2の7723万2917乗から1を引いた数を意味します。数式で表すと「277,232,917 - 1」こんな感じです。

この「史上最大の素数」が、日本の出版社から書籍化されました。

本のタイトルは『2017年最大の素数』。2324万9425ケタの数字すべてが1冊の本に書かれており、ページ総数は719ページにもなります。

ケタ数をページ数で単純に割ると、1ページあたり32335個の数字が書かれている計算ですね。ちなみに一般的な文庫本だと、1ページあたり600文字とか700文字程度といわれています。

いろんな意味で凄まじい1冊ですが、編集部的にこの本の校閲だけは絶対にしたくないと思いました。

第2問

正解は「フランス」でした。

フランスのマクロン大統領が、フランスでは2001年に廃止された徴兵制度を復活させる考えであると表明しました。

徴兵制度とは、国家が国民に対して兵役義務を課す制度です。日本では過去(戦前)の制度という印象がありますが、世界的に見ると軍隊を保有する国の3分の1強が、徴兵制度を採用しています。

徴兵制度の復活は、マクロン大統領が大統領選の選挙公約として掲げていたもので、18歳から21歳の男女に対し1か月間の兵役を課す、というものです。

マクロン大統領によると、徴兵制度導入の目的は、テロ対策国民の団結を強めるためだとしています。

ちなみにヨーロッパでは、徴兵制度の復活が相次いでおり、ロシアによるクリミア侵攻を受けたウクライナでは2014年から、つい先日、ロシアとの戦争への備えを国民に呼びかけたスウェーデンでは2018年1月から、徴兵制度が再開しています。

しかしフランスの場合、ウクライナやスウェーデンと比べて状況が差し迫っていないことから反発も予想され、実際に徴兵制度が復活するかどうかはまだ不透明といえるでしょう。

第3問

正解は「伊藤美誠」(いとう・みま)でした。

1月15日から開催されていた全日本卓球選手権がすべての日程を終え、全競技の優勝者が決まりました。

男子シングルスでは、14歳の張本智和(はりもと・ともかず)選手が優勝。決勝では、リオ五輪で銀と銅を獲得している水谷隼(みずたに・じゅん)選手を撃破しています。張本選手は同大会の、史上最年少優勝となります。

なお、敗れた水谷選手ですが、今大会の男子ダブルスでは優勝しています。

また女子では、17歳の伊藤美誠選手が、同じ17歳で仲も良い平野美宇(ひらの・みう)選手を決勝で破り、優勝しました。

伊藤選手は、今大会の混合ダブルス女子ダブルスに続いての優勝で、3冠達成となります。

ちなみに全日本卓球選手権は、その年度の卓球日本一を決める最大の国内大会で、男子優勝者には天皇杯が、女子優勝者には皇后杯が授与されます。

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