問題の解説
第1問
正解は「生地を回し投げながら作る、ピザ職人のピザ作り」でした。
伊ナポリピザの職人技、ユネスコ無形文化遺産に https://t.co/yTcDMxc0W7
— AFPBB News (@afpbbcom) 2017年12月7日
7日、韓国で開催された世界遺産委員会で、イタリア・ナポリのピザ職人「ピッツァイオーロ」たちの技が、ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。
ユネスコの無形文化遺産の登録対象は、表現や芸能、慣習や儀式、祭礼行事、知識や工芸技術など多岐にわたっています。
ピザ生地を空中で回し投げながら、生地に空気を含ませ厚さも均等にしていくピザ職人の技術は、何世代にも受け継がれる伝統技術にまで昇華されており、この点が評価された形です。
ちなみにこのピザ回し、現在では誰にでも楽しめるよう、ピザ回し用ラバーなども発売されていたりもします。
また、ピザ回しの国際大会なども行われていますので、興味ある方は、挑戦してはいかがでしょうか。
第2問
正解は「小学生」でした。
2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は、大会マスコットの最終候補3作品を公表しました。全国の小学生が学校のクラス単位で投票し、多数決で決定します!#東京オリンピック #東京パラリンピック #Tokyo2020 https://t.co/2fLLjoEp0v pic.twitter.com/KOAp0nDqji
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) 2017年12月7日
オリンピックを盛り上げる役回りの、大会マスコット。大会を象徴し、万人に愛されるかわいらしいキャラクターばかりですが、2020年東京オリンピック・パラリンピックの大会マスコットの最終候補が、このたび発表されました。
発表されたのは3案で、この中から、小学生による投票で1つに決められます。
投票対象となるのは、日本全国の小学校やインターナショナルスクールだけでなく、不登校児童が学習する学校以外の場でも、要件を満たせば投票可能となります。投票はクラス単位で行われるため、小学生個人で投票することはできません。
このような小学生の投票による大会マスコットの決定はオリンピック史上初の試みで、どのような結果となるのか、国内外から注目されています。
第3問
正解は「たき火」でした。
アメリカ・カリフォルニア州で山火事が相次ぎ、消火活動も難航していることから、少なくとも26000ヘクタール(東京ドーム5560個分)の範囲に燃え広がり、4万人以上が避難する事態となっています。
この山火事の原因はまだ不明ですが、カリフォルニア州サンディエゴ郡での過去の統計(2000年~2010年)では、火災原因の1位は「電動工具による発火」(20%)、以下2位が「キャンプファイア」(10%弱)、3位が「放火」(およそ5%)となっています。
対して日本の場合、出火原因の1位が「たき火」(30.4%)、2位が「火入れ」(14.4%)、3位が「放火」(10.4%)と少し異なる結果となっていますが、いずれにしても人為的な原因が上位を占めています。
人類にとっては大きな被害をもたらす山火事ですが、植物には、山火事を利用して繁栄するものもあります。
例えば「バンクスマツ」というマツ科の植物は、普通の温度だと固い球果(松かさ)が開かないため、種子を散布できません。
しかし、火災などで高温になると、球果が弾け開いて種子がまかれます。人為的な山火事の無い有史以前からの、落雷など自然発火による山火事に適応した生態といえるでしょう。