問題の解説
第1問
【今日で2018年も終わりです。次のうち、2018年に起きた出来事はどれでしょう。】
正解は「将棋の羽生善治と囲碁の井山裕太の両氏が、国民栄誉賞を受賞」でした。
2018年も今日で終わりますが、後世の人から見た2018年は、どんな一年になるのでしょうか。
歴史の教科書に載りそうなものだと、史上初の米朝首脳会談(6月12日)やTPPの発効(12月30日)、米中による貿易戦争などが挙げられるでしょうか。
日露首脳会談(11月14日)で、日本が北方領土問題について「2島先行返還」の方針に切り替えたのも、大きな出来事といえそうです。
今後の日韓関係が悪化すれば、韓国の最高裁が徴用工問題で賠償命令の判決(10月30日)を出したことや、自衛隊機に対する火器管制レーダー照射事案(12月20日)は、重大な転換点として記されるかも知れませんね。
話を設問に戻して、今年の国民栄誉賞だと羽生結弦選手の受賞(7月2日)が記憶に新しいですが、将棋の羽生善治氏と囲碁の井山裕太氏が受賞(2月13日)したのも2018年です。
誤答選択肢ですが、シャンシャンが生まれたのは2017年6月12日。ボブ・ディランが受賞したノーベル文学賞は2016年で、桐生祥秀選手が日本人初の9秒台を出したのは、2017年9月9日です。
第2問
【30日からTPPが発効しましたが、30日時点でTPPが発効した国は、日本を含め何か国あるでしょう。】
正解は「6か国」でした。
30日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)がいよいよ発効しました。
これにより、発効国の間では大半の関税が撤廃され、人や物の動き、サービスや投資、知的財産の保護など幅広い分野で、共通のルールが適用されることになります。
30日にTPPが発効したのは、日本、メキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアの6か国。
ベトナム、ペルー、チリ、ブルネイ、マレーシアの5か国も、国内手続きが終了次第、加わる予定です。ただしマレーシアは、国内調整が難航しています。また、イギリスなど今後の参加に興味を示す国もあります。
日本の場合、全貿易品目のおよそ95%で関税が撤廃されます。即時撤廃されるものもあれば、段階的に撤廃されるものもあります。即時撤廃されたものには、メロンやブドウなどの果物や、日本が強みとする自動車の部品などがあります。
消費者視点では物価が安くなるなどメリットがある反面、労働力の流入やデフレの進行などが懸念されており、今後の動向については注視が必要です。
第3問
【インドが2022年に有人宇宙船を打ち上げると発表しました。さて、人類史上初めて有人宇宙飛行に成功した国は、どこでしょう。】
正解は「ソ連(現ロシア)」でした。
インド政府は、2022年に有人宇宙船を打ち上げると発表しました。成功すれば、ソ連、アメリカ、中国に続き、世界で4か国目の快挙となります。
人類史上初めて有人宇宙飛行に成功した国はソ連で、その時の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの名と、彼の「地球は青かった」「神はいなかった」の名言は広く知られています。
なお、有人宇宙飛行の技術獲得には膨大な費用がかかるため、現在では単独国による開発はほとんど行われていません。今回のインドの計画でも、14億ドル(およそ1543億円)と多大な予算が組まれています。
この金額を分かりやすく他のものと比較すると、現在建設が進められている新国立競技場の建設費が、ちょうどこれくらい(1550億円)になるようです。安いんだが高いんだか分かりませんね。
さて、今年も今日でおしまいですね。ということで、いつも朝Knockを読んで頂いているQKファンの方に、おまけのクイズです。
2018年に公開された朝Knockは、全部で256記事あります。うち240記事は、今これを書いている筆者が担当しました。
残る16記事のうち1つは、筆者も大ファンなライター、河村が手掛けたものです。
そこで、問題です。
【ライター・河村が書いた朝Knockは、2018年何月何日のものでしょう。】
256択と超難問。しかも手掛かりは「記事の内容」しかありません。
という訳で、年末年始が暇で暇で仕方のない方は、挑戦してみてください。時事・ニュースのカテゴリからどうぞ。
正解は、冬休み明けくらいの朝Knock内で発表します。
※12月31日13時 一部内容を修正しました。