問題の解説
第1問
【12月14日に発表された「今年の漢字」で、1位に選ばれたものは何だったでしょう。】
正解は「密」でした。
日本漢字能力検定が募集する「今年の漢字」。今年は一般から20万以上の応募があり、12月14日に京都の清水寺の森清範貫主が1位の漢字を巨大な和紙に書き上げました。
1位に選ばれた漢字は、応募総数のおよそ14%を占めた「密」です。新型コロナウイルスの感染拡大によって「3密」という言葉が流行したこと、政界や芸能界で秘密が多かったことが理由とされています。
2位は「禍」、3位は「病」と、1万票以上を獲得した漢字はいずれも新型コロナウイルスに関連しています。
ちなみに、誤答選択肢はすべて、2019年時点でQuizKnockのメンバーが予想していた「2020年の今年の漢字」です。当時は東京五輪の延期など予想できるはずもなく、いずれの漢字もトップ20にすら入っていません。
第2問
【スパイ小説家のジョン・ル・カレ氏が亡くなりました。次の映画のうち、彼が原作を手掛けたものはどれでしょう。】
正解は『裏切りのサーカス』でした。
ジョン・ル・カレ氏は、本名をデービッド・コーンウェルというイギリス人作家です。12月12日、肺炎のため89歳で亡くなりました。
海外での情報活動を主な任務とする「MI6」などの情報機関で勤務した経験があり、在職中から本名を隠してスパイ小説家としても活動しました。
彼の人気を不動のものにしたのは、1963年に発表した『寒い国から帰ってきたスパイ』です。東西冷戦下のドイツを舞台にしたこの作品は、世界的なベストセラーとなりました。
日本では2012年に公開された映画『裏切りのサーカス』は、彼の小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を原作としています。派手なアクションシーンはなく、スパイ同士の頭脳戦を淡々と描いており、リアリティ抜群です。
第3問
【12月18日にはサメのVR水槽が新設される、サメの飼育数で日本一を誇る水族館はどこでしょう。】
正解は「アクアワールド茨城県大洗水族館」でした。
アクアワールド茨城県大洗水族館は、水戸駅から電車とバスを乗り継いで30分強でアクセスできる水族館です。特にサメの展示で有名で、現在59種類ものサメがみられます。
12月18日には、2002年の開館以降初となる大規模リニューアルが行われる予定です。リニューアルの目玉は、およそ1万匹のクラゲが泳ぐエリアの「くらげ365」です。季節ごとに音や光の演出が変化し、昼と夜でも異なった演出がなされます。
来月18日(金)18時からの特別イベント「OPENING NIGHT」でリニューアルのお披露目を行います。新しい水槽を誰よりも早くご覧いただけるイベントとなっています。イベントの詳細・チケットのご購入はこちらをどうぞ→https://t.co/ucsdT1RjSX pic.twitter.com/kT5dP267Jl
— アクアワールド茨城県大洗水族館 (@aw_oarai) November 25, 2020
もちろん、サメに関する新しい展示もオープンします。サメVR水槽の「SHARKRIUM」では、ホホジロザメやジンベエザメが泳ぐ姿をVRスクリーンで再現しています。
ホホジロザメは飼育が困難なことで知られており、水族館で長期展示された例がありません。2016年には沖縄の美ら海水族館で展示されたものの、わずか3日後に死亡しています。映像とはいえ、ホホジロザメの泳ぐ姿を水族館で見られる貴重な展示です。