問題の解説
第1問
【11日にグーグルが発表した2019年の検索ランキングで、日本国内の急上昇ランキング1位となった言葉は何でしょう。】
正解は「台風19号」でした。
11日、グーグルから「Year in Search 2019」が発表されました。これは、グーグルで検索されたワードのうち、2019年の急上昇ワードをランキングにしたものです。
全世界の1位となったのは、「India vs South Africa」(インド対南アフリカ)です。
南アフリカといえばラグビーワールドカップで優勝を成し遂げましたが、これはラグビーではなく、クリケットのワールドカップに関する検索と見られます。
一方、日本の1位となったのは、関東圏を中心に多くの被害を出した「台風19号」です。
2位には「令和」が、3位には「ラグビーワールドカップ」がランクイン。誤答選択肢の「あなたの番です」は4位、「ドラクエウォーク」は5位でした。
第2問
【12日の総選挙を前に、ジョンソン首相が受信料制度の廃止検討を明言した、英国の公共放送局はどれでしょう。】
正解は「BBC」でした。
日本でも議論となっている公共放送の受信料制度ですが、英国のジョンソン首相は同国の公共放送BBCについて、受信料制度の廃止に言及しました。
英国の受信料制度は日本のNHKと同じく、テレビなど受信機の所有者から受信料を徴収するというものです。これを、観る分だけお金を支払う、課金制に移行しようというのが見直し案の骨子です。
英国での受信料制度の議論が日本にも影響を与えることは必至で、12日に行われる英国総選挙の結果は、ブレグジット以外でも注目といえます。
誤答選択肢の「CNN」は、アメリカのニュース専門の放送局。また「PBS」は、アメリカの公共放送です。
第3問
【アメリカの辞書出版大手、メリアム・ウェブスターのオンライン辞書で、検索数が前年比313%と増加した、同社の「Word of the year 2019」にも選ばれた代名詞は何でしょう。】
正解は「They」でした。
日本だけでなく世界でも、その年を象徴する言葉「Word of the year」のような選出が、辞書出版企業などから行われます。
そのうちの1つ、アメリカのメリアム・ウェブスター社が「Word of the year 2019」に選んだ言葉は、「They」でした。
「They」はこれまで、複数の人物を指す代名詞として使われていました。
しかし最近は、「男性」「女性」の二者択一では分類できない性別、いわゆる「ノンバイナリー」の人物を指す代名詞として、単数での使用が広まっています。
この用法が同社の辞書に追加されたことで話題となり、「They」の検索数は前年と比べ313%増と大きく伸びました。
ちなみに他の辞書出版企業では、「climate emergency」「Climate strike」など、気候変動問題に関する語が選ばれるケースも目立っています。