問題の解説
第1問
正解は「度会県」でした。
人口減少や高齢化問題に直面している三重県で、県への注目度を高めようと、明治初期に県南部に実在していた「度会県」の県民をネット上で募集しています。
度会県は1871年の廃藩置県により誕生しましたが、5年後の1876年に三重県と統合され、廃止になっています。
募集要項ですが、三重県にゆかりのある人だけでなく、この試みを面白いと感じただけの人でも県民になれます。つまり誰でもなれます。入会金、年会費なども一切不要です。
ちなみに、このような”幻の県”は実は多く存在します。というのも廃藩置県の開始当初は、全国で3府302県が置かれていました。
1871年末には3府72県にまで統廃合されましたが、この時点でまだ度会県は残っていますので、比較的長続きした”幻の県”といえます。
第2問
正解は「292.6kg」でした。
大相撲の力士を対象にした、日本相撲協会の定期健康診断が行われました。
体重測定では、ロシア出身で角界最重量記録保持者の序二段、大露羅(おおろら)の体重に注目が集まりましたが、自己記録を更新し292.6kgを計測しました。
なお、この結果について大露羅は「300kgを超えてない」と不満を漏らした模様です。
【292.6kgに 最重量力士が更新】https://t.co/nqg8RiRVXQ
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年8月27日
ロシア出身で史上最重量力士の序二段・大露羅が、定期健康診断で自己記録を更新する体重292.6kgを計測。「もっと行っていると思ったけどね。不思議だな、300kgを超えない」。
ちなみに、この体重と身長(190.5cm)から肥満度を表すBMI指数を算出すると、80.6という圧巻の数値になります。
また、大露羅が初めて記録更新したのは昨年8月ですが、それまでの記録はハワイ出身の元大関・小錦の285kgでした。
第3問
正解は「フライドポテト」でした。
ベルギーではフライドポテトはフリッツと呼ばれ、国内に専門店が数千軒もある国民食です。歴史的にも、17世紀にはベルギーでフライドポテトが食べられていた記録があり、ベルギーは発祥の地を自認しています。
そこでベルギーでは、「フライドポテトを巡る食文化」をユネスコの無形文化遺産に登録しようと準備が進められています。
しかしフランス最古の歴史を持つ新聞『フィガロ』はこのほど、フライドポテトの起源は19世紀のフランスだと主張しました。
これに対しベルギーの新聞が反論を行ったことで、両国間でちょっとした論争になっています。起源争いが好きなのは、何も東アジアの一部だけではないみたいですね。
ちなみに「ファーストフード」という言葉、英語のスペルでは「fast food」になります。firstではないのでお間違えなく。