問題の解説
第1問
正解は「大阪」でした。
イギリスの経済誌エコノミストの調査機関から、「世界で最も住みやすい都市」のランキングが発表されました。
このランキングは、世界の主要140都市を対象に、医療や教育、文化、治安、インフラなどの各項目を点数化し、その総合点を順位にしたものです。
1位になったのはオーストリアのウィーンで、初の1位獲得です。2位となったのはオーストラリアのメルボルンで、7年間維持していた1位の座から陥落しています。
3位に入ったのが大阪です。ランキングの性質上、中規模の都市が有利になりやすい傾向があるとのことで、東京(7位タイ)よりも上位に来ています。
その他ベスト10に入った都市を見てみると、カルガリー(4位)、シドニー(5位)、バンクーバー(6位)、トロント(7位タイ)、コペンハーゲン(9位)、アデレード(10位)と、一部の国に偏った結果になっています。なお、ワーストはシリアのダマスカスでした。
ちなみに、指標は異なりますが東洋経済が行った日本の都市の「住みよさランキング2018」では、大阪だと箕面市の26位が最高位です。
第2問
正解は「250円」でした。
たばこ税が今年10月から引き上げられるのに伴い、JT(日本たばこ産業)が、発売する150銘柄の値上げを財務省に申請しました。値上げ幅は1箱あたり20円から40円で、加熱式たばこも対象です。
ちなみに、日本の代表的なたばこの銘柄「セブンスター」は、今回の値上げで1箱500円になります。なお、20年前(1998年12月)にも同銘柄は値上げされていて、値上げ後の価格が250円でした。20年間で、ちょうど倍になっていますね。
この間の消費者物価指数(総務省発表)の変動を見てみますと、2010年を100として、1998年の消費者物価指数は103.7、直近データの2011年の消費者物価指数は99.7と、大差ありません。
IMFが発表している消費者物価指数のデータでも、1998年が100.541、2017年が100.890と、やはり近い値になっています。
健康被害も大きい嗜好品とはいえ、この数値をどう見るのか。今後も、たばこと税に関する議論は続きそうですね。
第3問
正解は「ハカ」でした。
ラグビーのニュージーランド代表(オールブラックス)は国際試合の前に必ず、対戦相手を威圧するような激しい舞踊を踊ります。
これは「ハカ」と呼ばれ、英語では「ウォークライ」、日本語では「鬨(とき)の声」のように訳されます。
しかしニュージーランドでは最近、試合毎にハカを舞うのはやり過ぎで価値が薄れているとして、議論の対象になっています。
今では元代表選手まで巻き込んで、重要な試合でのみ踊るべきとする派と、大切な儀式であるため毎回踊るべき派で論争をしています。
そんなニュージーランド代表ですが、今年と来年、日本で試合を行います。特に来年は、ラグビーワールドカップが日本で開催されます。
生でハカを観てみたい!という方は、まだチケットが買える(ワールドカップのチケットは9月19日から一般販売)今がチャンスですよ!