問題の解説
第1問
【2020年東京パラリンピックの公式ポスターをデザインすることが決まった、『魔少年ビーティー』『バオー来訪者』『ジョジョの奇妙な冒険』などの代表作がある漫画家は誰でしょう。】
正解は「荒木飛呂彦」でした。
2020年東京オリンピック・パラリンピックをテーマにした、公式ポスターの制作アーティストが発表されました。
オリンピックを手掛けるのは、漫画家の浦沢直樹やグラフィックデザイナーの佐藤卓ら11氏。パラリンピックは、漫画家の荒木飛呂彦や写真家の蜷川実花、2020東京大会のロゴをデザインした野老朝雄など、8氏が制作を行います。
完成したポスターは年内にも発表され、来年から展示や販売が行われる予定です。
誤答選択肢の「荒木雅博」は、元プロ野球選手。現役時代にはゴールデングラブ賞を6回受賞するなど、日本を代表するセカンドでした。
また「荒木経惟」は、「アラーキー」の愛称で知られる写真家。女性を被写体とした作品を多く手掛け世界的にも評価される一方で、昨年はモデルとなった女性から「#Mee Too」の告発を受け、問題にもなりました。
第2問
【アメリカとメキシコの国境に長大な壁建設を計画するトランプ大統領への批判として、壁に反対する学者が両国の国境フェンスに設置した、「遊具」は何でしょう。】
正解は「シーソー」でした。
アメリカ・ニューメキシコ州のサンランドパークとメキシコ北部のシウダフアレスにある国境フェンスをまたぐ形で、ピンク色のシーソーが設置されました。
国境フェンスにピンクのシーソー。設置したカリフォルニア大学バークレー校建築学のロナルド・ラエル教授は、分断の架け橋の象徴として制作、大人も子供も遊んでほしい、と語った。 pic.twitter.com/lIMkkRJenu
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) July 31, 2019
設置したのは、トランプ大統領が計画している壁建設に反対する学者2名です。
国境を挟んで、1つのシーソーを2国の人間で遊ぶ姿は、同大統領の政策に対する優れた批判として、SNS上で大きな話題となりました。
第3問
【最低賃金(時給)の目安が引き上げられ、全国平均で901円となりました。目安通りに引き上げが行われた場合、平均の901円を超える都道府県は、いくつあるでしょう。】
正解は「7都府県」でした。
厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会は、2019年度の「全国の最低賃金の目安」を27円引き上げ、全国平均で時給901円とする方針を固めました。
政府が今年6月に示した「経済財政運営と改革の基本方針2019」では、早期に全国平均1000円を目指すとしていたこともあり、今回の引き上げ額は注目を集めていました。
今回の目安通りに引き上げが行われた場合、1000円を超えるのは、東京都(1013円)と神奈川県(1011円)の2都県のみ。
また平均の901円を超えるのは、上記2都県に加えて大阪府(964円)、愛知県(926円)、埼玉県(926円)、千葉県(923円)、京都府(909円)の、7都府県となっています。
【〔解説〕最低賃金の賃上げスピード加速せず】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) July 31, 2019
2019年度の最低賃金の引き上げ率は、全国平均が前年度比3.09%で決着。賃上げで消費拡大を図る安倍政権の意向に沿った形だが、人件費が膨らむ中小企業の抵抗も強く、上昇スピードは加速しませんでした。
詳しくはこちら⇒https://t.co/N22vJxxx38 pic.twitter.com/hx2mSvAAm4