問題の解説
第1問
正解は「キットカットのイメージカラーは赤だが、青だった時代がある」でした。
日本のキットカットを発売しているネスレ日本が、キットカット世界総選挙を実施中です。この選挙で選ばれた味は、実際に商品化される可能性があります。
イギリス生まれのキットカットですが、赤いパッケージが印象的だと思います。発売当初から赤だったのですが、数年間だけパッケージカラーが青かった時期があります。
@kmfmofficial the official original kit kat! BLUE WRAPPER! pic.twitter.com/yLixGmb6Nu
— Beerad (@bjohnsonboarder) 2014年1月29日
これは第二次世界大戦時から戦後にかけてのことで、主原料である牛乳が不足したことでレシピの変更を余儀なくされ味が変わってしまうことから、従来とは違う青のパッケージを採用しました。なお、戦後しばらくして牛乳不足が解消するとともに、赤に戻されています。
ちなみに誤答選択肢ですが、キットカットの消費量が最も多い国は、日本ではなくイギリスです。日本は2位です。また発売当初の形状は、今と同じ、4本に割れる4フィンガーでした。
第2問
正解は「イカロス」でした。
東京大学などの国際研究チームが、90億光年以上離れた場所にある星の観測に成功しました。研究チームはこの星を、「イカロス」と命名しています。
「イカロス」は太陽の約200倍の直径があると推定される大きな星で、これは単体の星としては最も遠い場所で見つかったものとなります。
ちなみにイカロスは、ロウで固めた翼で空を飛んだ逸話が有名なギリシャ神話の登場人物で、この逸話を曲にした『勇気一つを友にして』は、音楽の授業で習った方も多いと思います。
誤答選択肢の「ケルベロス」は、ゲームで火属性の敵として登場することも多い、ギリシア神話に登場する犬の怪物。「タルタロス」は、ギリシャ神話で極悪の重罪人が落とされるという地下にある冥界です。
第3問
正解は「Google」でした。
何かとお世話になる、インターネットの検索サービス。日本ではGoogleとYahoo!が大きなシェアを占めており、この2つで95%を超えるというデータもあります。
ところで、自由にインターネットできなさそうなイメージのある北朝鮮ではどうなのでしょうか。
アメリカのラジオ局、ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、北朝鮮で最も利用の多い検索サービスがアメリカのGoogleであると伝えました。
この情報元となったデータを見ると、北朝鮮の検索サービスのこの1年間のシェアは、Googleが92.44%と圧倒的なのがわかります。これについてRFAでは、Googleを使えるのは北朝鮮でも特別な役職にある人間に限られていると伝えています。
ちなみにRFAは元々、冷戦期の1950年代にアメリカのCIA(中央情報局)の資金で設立された、反共産主義のプロパガンダ放送局です。
現在も、中国、チベット、ベトナム、カンボジア、ラオス、北朝鮮、ウイグル、ミャンマーに向けた、アメリカが流したい情報を発信しています。
そこから今回のニュースを読み解くと、ラジオを聴く北朝鮮の一般市民に対し、自由なインターネット利用が妨げられている事実と、特権階級との違いを伝える意図があると思われます。