こんにちは。古郡 将也です。
毎年、何かと気になるものといえば「厄年」。男性は25歳・42歳・61歳が、女性は19歳・33歳・37歳が厄年にあたるとされます。厄年の計算には、生まれた時点を1歳として正月に年齢を重ねる「数え年」が使われるので、初詣のついでに厄祓いをしたことがある方もいるでしょう。
そんな厄年の文化ですが、実は日本以外の国にも存在します。仮に日本の厄年に当たっていない年でも、どこかの国の厄年には当たっているかも……と思うと、ちょっと不安になってきませんか?
ということで、まずは世界各国の厄年と厄祓いの文化について見ていきましょう。
※今回取り上げる各国の「厄年」はQuizKnockが独自にピックアップしたものです。また、厄祓いの方法には諸説存在すること、イラストは実際の様子を描いたものではない点をご了承願います。
参考:佐野厄除大師
世界各国の厄年
イギリス
イギリスの厄年は地方によって諸説ありますが、一般的には男性は4のつく年、女性は7のつく年が良くないとされています。厄祓いの方法としては、木の実を年の数だけ集め、それを3日間外気にさらしたあと、近所の庭先で焼きます。木の実を焼く際、多くの人に見てもらうことで厄祓いの効果が高まるとされています。
言葉だけではイメージが湧きにくいと思うので、ChatGPTにイメージ画像を描いてもらいました。ひと昔前のアニメ風の仕上がりですね。
スペイン
スペインでは、男性は24歳と44歳が、女性は14歳と34歳が厄年にあたります。馬肉片を年の数だけ食べ、夜を踊り明かすことで厄を祓えるとされています。
エジプト
エジプトでは、4歳から56歳まで、4年ごとに厄年が訪れます。近所の老人を訪ねて布地を継ぎ足し、衣装を作ることで厄祓いをすることができると考えられています。
トルコ
トルコでは宗教によっても異なりますが、一般的には男性は23歳・43歳・63歳が、女性は13歳、33歳、53歳が厄年とされています。親戚や友人が集まって等身大の泥人形をつくり、原色の衣装を着させたあとに水に流すことで厄落としをします。なお、泥人形を水に流すとき、本人は必ず家にいなければいけません。
中国
中国では自分の生まれた十二支の年が厄年です。金色や赤色のものを身に着けることで、災厄から身を守る風習があります。
世界中の厄を祓いたい!
日本を含めた7カ国の厄年と厄除けの方法を紹介しましたが、それぞれの年齢が何カ国の厄年に当たるかをグラフにしてみました。
このグラフから、かなりの確率でどこかしらの国の厄年に当たっていることが見てとれます。日本の厄年なんて氷山の一角、世界に目を向けると常に厄年と隣り合わせだと思うと、身の毛がよだちますね。
ならば厄を全部祓ってしまおう! ということで、上のグラフでひときわ目を引く、40歳~49歳の男性に訪れる怒涛の10年連続厄年の過ごし方をご覧に入れましょう。