大学祭を支える実行委員
広報の仕事
大学祭には「実行委員」というものがあり、藝大では1〜2年生がこれを務めています。私は1年生から藝祭の実行委員をしており、2年生には広報担当の副リーダーをしていました。今回はそちらでの経験もお話しします。
実行委員は様々な役割に分かれており、広報担当は主に大学祭のパンフレットに広告を出してくれる会社と連絡を取るお仕事でした。前年もお世話になっている企業への対応はもちろん、新しく広告を出してくれそうな企業へ電話をかけたりなど、いわゆる「営業」のようなお仕事です。
また、SNSの更新も広報担当の仕事だったので、藝祭の情報を発信する公式ツイッターアカウントの運用なども行なっていました。実は、藝祭関連のツイッターアカウントには藝祭の裏側をお届けする「公式裏アカウント」なるものが存在するのですが、裏アカウントの発案は2年生のときの私なのです。よかったら覗いてみてください(笑)。
実行委員期間を振り返って
藝祭当日には、広報以外の仕事もします。仕事内容は、門の警備やコンサートの列整備などです。拘束時間が多く、2年生のときは自分の出演するコンサートも3つほどあったので、他のイベントへの参加がほとんど叶いませんでした。
このように仕事は多いですが、実行委員をやらなければすることのない営業の体験や、多くのフォロワーを抱えるSNSアカウントの運用など、実際に社会に出たときに直接役に立つような貴重な経験をすることができました。当時は大変に感じることも多かったですが、現在振り返ってみると「やってよかった」と思います。
受験のモチベーションに
中高生の皆さんは、気になる大学の大学祭のリサーチはお済みですか? 今まで考えていなかった大学、なんとなくで諦めていた大学も、大学祭に参加してみると、「行きたい!」という気持ちになるかもしれません。
今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった大学祭もありますが、藝祭はバーチャル(オンライン)で開かれていました。11月にもオンライン開催の大学祭がたくさんあるようです。興味のある大学がある方は、日々の勉強や受験のモチベーションに、大学祭をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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