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クイズの解説
第1問:マーライオン
シンガポールの観光名所であるマーライオンは世界遺産ではありません。有名なマーライオン像は1972年に制作され、2002年に現在の場所に移転されました。かつては水を噴出していたポンプが故障していたことなどから「がっかり名所」の代表格とされていましたが、2010年に対岸に高級リゾートのマリーナベイ・サンズが開業したこともあり、観光地としての輝きを取り戻しました。
▲屋上のプールも有名なマリーナベイ・サンズ via Wikimedia Commons Someformofhuman CC BY-SA 3.0
マーライオンこそ登録されていませんが、シンガポールにはシンガポール植物園という世界遺産があります。1859年の設立以降、東南アジアにおける植物研究の中心地になったことや、ゴムのプランテーションの拡大に貢献した歴史などが評価され、2015年に世界文化遺産に登録されました。
▲シンガポール唯一の世界遺産・シンガポール植物園 via Wikimedia Commons Velela CC BY-SA 3.0
第2問:自由の女神像
自由の女神は1984年に世界文化遺産に登録されました。
ニューヨーク港の入り口にある自由の女神像は、1876年のアメリカ独立100周年を記念して、1886年にフランスから贈られたものです。
世界遺産になった理由としては、芸術と工学を結びつけ人間の創造性が発揮された傑作であることや、人々のアメリカへの移住や自由、平和、人権、民主主義などの象徴となっていることが挙げられています。
第3問:ルーヴル美術館
ルーヴル美術館は、「パリのセーヌ河岸」として1991年に世界文化遺産に登録されました。世界遺産「パリのセーヌ河岸」には、エッフェル塔やノートルダム大聖堂などパリを代表する観光地も含まれています。
ルーヴル美術館は、フランス革命さなかの1793年に、王宮の建物を利用する形で開館されました。現在では、多くの観光客が訪れる世界屈指の美術館となっています。
第4問:ウユニ塩湖
ボリビアにあるウユニ塩湖は世界遺産ではありません。
ウユニ塩湖が世界遺産に登録されていない詳細な理由は不明ですが、一説には塩の生産が関連しているとされています。世界遺産に登録されると、環境保全のため伝統的な塩の生産ができなくなる可能性があります。
また、ウユニ塩湖はリチウムの埋蔵量が世界最大規模であり、生産工場の建設も進んでいることから、世界遺産に登録されることは当分ないかもしれませんね。
▲ウユニでの塩の生産の様子 via Wikimedia Commons Ricampelo CC BY 3.0
第5問:シドニー・オペラハウス
オーストラリアにあるシドニー・オペラハウスは、2007年に世界文化遺産に登録されました。
オペラハウスはデンマークの建築家ヨーン・ウツソンが設計し、1973年に完成しました。完成からわずか34年という速さで世界遺産に登録され、現在でも最も建造年代が新しい世界遺産のひとつです。世界遺産の登録基準のうち、「人類の創造的才能を表す傑作である」という基準のみが適用されて登録されました。
解説まで読んでいただき、ありがとうございます! ぜひ次回の二択でGOにも挑戦してみてください。
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