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クイズの解説

Q.1:面積が大きいのは?(2022年10月時点)

都道府県面積ランキングにおいて、東京都は45位(2194.05km2、大阪府は46位(1905.34km2となっています。

ほとんど変わらないかと思いきや、その差は実に東京ドーム6,175個分に相当します(東京ドームの総面積=46,755m2と仮定)。

ちなみに、ランキング47位で、最も面積が小さいのは香川県です(1876.91km2)。

Q.2:東京都の特別区と、大阪府にある行政区。数が多いのは?

大阪府には大阪市と堺市という2つの政令指定都市があります。

大阪市の24区と堺市の7区を足すと行政区は31となり、大阪府には東京都(特別区23区)よりも多くの区が設置されています。

▲大阪府

それぞれの区制は、統廃合を繰り返し現在の形となっています。東京都で最も新しく生まれたのは1947年の練馬区で、面積が大きい板橋区から分離する形で設けられました。一方大阪府では、2006年に政令指定都市に認定された堺市の7区が最も新しい区となります。

Q.3:電気の周波数が大きいのは?

電気の流れ方には、電流の向きが一定の「直流」と、周期的に電流の向きが変わる「交流」の2種類があります。家庭用電気には交流が採用されており、1秒間に繰り返される周期の回数を「周波数」といいます。

日本の電気の周波数は、中部・北陸地方を境として、東側が50Hz、西側が60Hzとなっています。つまり、大阪の方が東京よりも周波数が大きいのです。

周波数の違いが生まれたきっかけは、日本の発電制度が確立した明治時代にさかのぼります。当時、関東はドイツから50Hzの、関西はアメリカから60Hzの発電機を輸入していました。その影響が広がり、現在も地域によって周波数が異なるのです。

▲周波数の分布(一部地域は両方に対応)

機器によっては、異なる周波数で使用すると壊れてしまうものも存在します。引っ越す際はヘルツ表示を確かめましょう

Q.4:現役プロ野球選手を多く輩出しているのは?(2022年7月末時点)

都道府県別に見ると、出身地域でダントツのNo.1を誇るのは大阪府です。

読売新聞の調べによると、その数は76人(2022年7月末時点)。

人口の多さはもちろん、高校野球の聖地である阪神甲子園球場が身近に存在すること、「ボーイズリーグ」の愛称を持つ日本少年野球連盟の発祥地であること、PL学園高校・大阪桐蔭高校・履正社高校など、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきた名門校が密集していることなどが要因として挙げられるでしょう。

▲阪神甲子園球場

これに対し、東京も負けず劣らず多くのプロ野球選手を輩出しており、都道府県別に見ると5位にランクインします(51人、2022年7月末時点)。

ちなみに、各地域にある本拠地球団の数は東京都が2つ(東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ)に対し、大阪府は1つ(オリックス・バファローズ)となっています。大阪府の隣の兵庫県には阪神タイガースがあり、府内にも多くのファンがいます。

Q.5:現存する世界最古の企業があるのは?

現存する世界最古の企業は、本社を大阪府大阪市に置く「金剛組」です。

神社仏閣の建築・修理を担う企業で、創業されたのはなんと飛鳥時代(578年)。聖徳太子の集めた宮大工が、金剛組のルーツです。

▲20世紀初頭の金剛組

高い技術力と長い歴史から、今に至るまで多くの建造物に関わっています。


大阪も東京も素晴らしい街です。まだ訪れたことのない方は、これを機会にぜひ観光してみてください!

来週も「二択でGO」でお待ちしています!

【前回の二択でGOはこちら】

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この記事を書いた人

中川朝子

医学部6年生の中川朝子です。普段は小説を書いたり、美術館を巡ったりしています。中日ドラゴンズの大ファン。文理の架け橋となるような面白い記事を書きたいと思っています。よろしくお願いします!

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