解説
Q.1 2027年にドクターイエローが引退
こちらの問題は読者の方からいただいたテーマをもとに作成しました。
JR東海とJR西日本は13日、車両の老朽化などを理由に、東海道・山陽新幹線の設備検査車両「ドクターイエロー」の運用を終了することを発表しました。JR東海の車両は2025年に、JR西日本の車両は2027年に引退する予定です。
ドクターイエローは東海道・山陽新幹線を走行しながら、線路の歪みなどを点検することができる車両です。現行のJR東海の車両は2001年、JR西日本の車両は2005年に導入され、新幹線の安全を陰から支えてきました。
10日に1度ほどのペースで非公開のダイヤで運行するドクターイエローは、「見ると幸せになれる」といわれ、多くの人から親しまれてきました。
今後は「のぞみ」や「ひかり」などとして運行されている「N700S」という車両に検査機器を取り付け、乗客を乗せた状態で検査を行う予定です。
Q.2 京都賞の受賞者が発表
科学や思想・芸術の発展などに貢献した人をたたえる「京都賞」が発表され、先端技術部門をジョン・ペンドリー氏、基礎科学部門をポール・F・ホフマン氏、思想・芸術部門をウィリアム・フォーサイス氏が受賞しました。
先端技術部門を受賞したペンドリー氏は、光の波長よりも細かい構造を精密に設計することで、「負の屈折率」をもつ物質など、自然界に存在しない特性を有する物質の実現を理論的に示したことが評価されました。
このようにして作られた物質をメタマテリアルといいます。メタマテリアルは、光を
第39回(2024)京都賞の受賞者が決まりました!https://t.co/FX31zLwz6T
— Kyoto Prize 京都賞 (@KyotoPrize) June 14, 2024
Q.3 2025年秋にスタートするNHK連続テレビ小説が『ばけばけ』に決定
2025年秋から放送予定のNHK連続テレビ小説が、小泉八雲・セツ夫妻をモデルとした『ばけばけ』になることが決定しました。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はギリシャ生まれのアイルランド人で、1890年に来日、その後帰化し、『怪談』『知られぬ日本の面影』などの著作を残しました。妻のセツとは、島根県の松江に英語教師として赴任した際に出会い、のちに結婚。八雲の執筆活動を助ける存在だったと伝えられます。
『ばけばけ』では、没落士族の娘・松野トキと、両親や親戚に見放されたアイルランド人というこの世を恨めしく思う2人が、怪談話などを通じて心を通わせていく様子が描かれる予定です。
2025年秋~朝ドラは、「ばけばけ」
— NHKニュース (@nhk_news) June 12, 2024
来年秋から放送のNHK連続テレビ小説は、明治時代の作家、小泉八雲の妻、小泉セツをモデルにした、「ばけばけ」に決まりましたhttps://t.co/XvchvDXiCi#nhk_video pic.twitter.com/Oxo12QYiQr
Q.4 さくらんぼ、双子果が問題に
収穫シーズンを迎えたさくらんぼについて、2つの実がくっついた「双子果」の増加が大きな問題となっています。
双子果の発生は、2023年の猛暑の影響でめしべに異常が生じたことが原因とされています。双子果は正規品として出荷できないため、生産者の収入が減少する要因となります。
また、今年はさくらんぼの実割れも、生産者に追い打ちをかける状況となっています。2024年春先の天候の影響により受粉がうまくいかず、少ない実に過剰な水分・養分が供給されたことなどが原因と考えられています。
これを受け、生産地の山形県・東根市などでは双子果のさくらんぼを直売する取り組みが行われています。双子果は味の面では問題なく、可愛らしい見た目をしていることもあり、県内外から多くの人が買いに訪れています。
新潟聖籠町のサクランボに異変!収量減少、規格外扱い「双子果」多く…2023年の酷暑が影響 地元市場、生産者救済へ双子果のパック販売目指す https://t.co/Z1eWM1hHHk#新潟日報 #新潟日報デジタルプラス #新潟県 #ニュース #聖籠町 #サクランボ #双子果
— 新潟日報ニュース (@niigata_nippo) June 13, 2024
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