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答え
答えは「紫」です。「貝紫」「紫煙」「紫蘇」「筑紫」の4つの熟語ができます。

「紫煙」とは、文字の通り紫色の煙のことをさしますが、特にたばこの煙をさしていいます。
ところで、紫という色ははるか昔から高貴な色とされてきました。古代エジプトやローマ帝国では、自身の権力を象徴する色として時の権力者が好んで使用し、日本でも聖徳太子が制定した冠位十二階では紫が最高位の公式の服の色となっていました。
なぜここまで世界中で紫が重宝されたのでしょうか? それは、今回の和同開珎でも出てきた「貝紫」が関係します。
貝紫とは、アクキガイ科とよばれる科の巻貝から採取した紫色の染料です。今から3000年以上前のオリエント文明の時代には、地中海で採れた巻貝を使って紫色を染め出していたようです。
しかし、1つの貝から採れる染料がごくわずかで、洋服1着分を染めるのに1万7000個もの貝が必要でした。大量の貝紫が必要となった紫色の服は非常に高価となり、皇帝や貴族にしか着用が許されませんでした。このため貝紫には「帝王紫」という別名があります。
日本では貝紫を使った染色文化はあまり発達せず、植物のムラサキ草の根を使って染められていました。しかし、きれいな紫色に染めるまでに複雑な手間が必要だったことや、紫色に染められる天然の染料が他にほとんどなかったことから、日本でも紫色は貴重な色になりました。
今でこそ多くの場所で紫色を目にすることができますが、紫色のものを使うときはより大切に使わないといけないかもしれませんね。
ぜひ次回の「和同開珎」にも挑戦してくださいね。「今日の一問・漢字編」もおすすめです。
【前回の和同開珎はこちら】
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