QuizKnock

アプリで記事をもっと見やすく

インストールする

カテゴリ

ログイン
PR
ランドマーク税理士法人

解説

それでは解説です。さまざまな解き方がありますが、ここではそのひとつを紹介します。

今回も僕と一緒に解いていきましょう! 現時点で明かされている情報は「長方形の面積が100cm2であること」だけ。ここからどうすれば解けるのでしょうか?

今回の問題を解くうえで重要なポイントは、「正十二角形を分割すること」です。こうすることで、突破口が見えてきます。

どのように分割するか、以下の図をご覧ください。

この図は、正十二角形の1つの頂点と、それと点対称な位置にある頂点を結び、12個の三角形に分割したものです。

実は、この操作を行ってできる12個の三角形の面積は、すべて等しくなります

▲右の図がキウイの断面に見えますね

したがって、緑色の三角形1つ分の面積をどうにかして求め、それを12倍すれば、正十二角形の面積を求めることができます。

緑色の三角形1つ分の面積を求めるのに、赤色の長方形の面積の情報が必要になります。

その方法をこれから解説していきます!

赤色の長方形、対角線を2本引くと……?

緑色の三角形は、赤い長方形の対角線を2本引くと現れます。

ここで、本問題を解く上で非常に重要となる性質を使います。それは、「長方形の対角線を2本引くと、長方形の面積は4等分される」ということです。

1本引くと2等分され、さらにもう1本引くと4等分されます! 4等分ということは……?

赤色の長方形の面積が100cm2なので、対角線によって分けられた4つの三角形の面積はすべて100÷4=25cm2となります。

したがって、緑色の三角形の面積は、25cm2となります。

正十二角形の面積は、緑色の三角形の面積の12個分なので、答えは25×12=300cm2となります。

答え:300cm2


正十二角形が、同じ面積の三角形12個からできていることに気づけるかどうかがポイントでした。

それでは。

「ひらめけ!算数ノート」のバックナンバーはこちらから!

【前回の算数ノートはこちら】

【あわせて読みたい】

2
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

関連記事

この記事を書いた人

チャンイケ

京都大学大学院修了のチャンイケ(池田和記)です。さまざまな学問・エンタメに関心があります。趣味:クイズ・ボウリング・ゲーム・謎解き・食べ歩きなどなど。

チャンイケの記事一覧へ