コジマです。
5月はとっくに過ぎ去ったが、5月病みたいな元気のなさが続く。研究がうまくいかないとか、就職どうしようとか、記事が微妙にウケないとか……。元気がないからやる気も出ないし作業も進まない。余計に悩みが増える悪循環だ。
仕事をしなければいけないが元気が出ない、そんなときはエナジードリンクで気分一新、なんて人も多いと思うが、よく考えると不思議だ。飲んだだけで「元気が出た!頑張る!」となるのはどうしてだろう。
そもそも元気って何だ?……あまりに当たり前の言葉すぎて意識したことがなかったが、元気があるってどういう状態なんだろうか。
疲れからかこんなことまで気になってしまう。コンビニで買ってきたエナドリを飲みながら、その秘密について考えてみる。
元気?健康?
「元気」と「健康」の違いについて調べてみると、分かりやすく説明してくれるサイトを見つけた。
「元気」と「健康」はともに、心と体の調子が良好な状態を意味する言葉ですが、心と体のどちらに重点を置くかで、以下のように違いが区別されます。
- 【元気】心の良い状態に重点をおく
- 【健康】体の良い状態に重点をおく
つまり、「心が良い」ときが「元気」である、と。なるほど確かに、身体が健康でも嫌なことがあると元気は出ない。元気を出すにはテンションを上げないといけない訳だ。
精神面での「元気」を支えるのがカフェインだろう。興奮作用をもつカフェインは多くのエナドリに含まれていて、眠気を覚ませる役割をもつ。
酒を禁じられたイスラム教徒は戦争の前にコーヒーを飲んで士気を高めたというが、カフェインで元気を出すという点では昔も今も変わらない。
エナジーの源はこれだ
ご飯を食べないと元気が出ないのは、身体がエネルギー切れを起こしてしまうから。燃やせるガソリンがない車は止まってしまう。
カフェインほど目立たないが、多くのエナドリに含まれているのがビタミンB群。B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸……など様々な種類があり、エネルギーの吸収や身体の修復を促す効果をもつ。
車に置き換えれば、糖分がガソリンでビタミンは酸素。酸素が送られてこないエンジンでガソリンは燃えないが、ビタミンB群のおかげでドリンクに含まれる糖分が燃え、不足したエネルギーを補ってくれるという訳だ。
エナドリ製品としてすぐに思い浮かぶのは「レッドブル」や「モンスターエナジー」だが、これらに共通して含まれている成分がアルギニン。
アルギニンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌や免疫力の向上といった働きをもつ。
アミノ酸は主にタンパク質の分解によって得られ、エネルギー源になったり疲労回復の助けをしてくれたりする成分である。それを成分として加えることで効率的な疲労回復が期待できるのだろう。
エナドリは元気出ます
エナジードリンクは、
- カフェインでテンションを上げ
- ビタミンB群と糖分でエネルギーを補充し
- アルギニンで疲労回復を促す
という仕組みで元気が出るらしい。これらをバランスよく吸収しやすい形で含むことによって、飲むだけで元気が出るドリンクを実現しているのだろう。
もちろん製品ごとに成分は異なるので、エナドリを選ぶときは表示を見て、何は含まれていないがこれは含まれている……というふうに機能を調べてみるといいかもしれない。
……というようなことを、元気がない中レッドブルを飲みながら調べた。目がすごくギラギラしている気がする。