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こんにちは。病院実習が始まり、毎日てんてこ舞いの中川朝子です。

さて、私は高校・大学とクイズ研究会に所属しています。実はクイズ番組(「Qさま!!」高校生大会、99人の壁など)に出場したこともあるんです。

端から見れば、私は(一応)クイズプレイヤー。そういうわけで、よくこのような問いを投げかけられます。

ねえねえ、何か面白いクイズ出してよ!
来たぜ、ぬるりと……!

「クイズ出してよ」と言われた瞬間、私の脳みそはフル回転を始めます。相手の興味・関心分野好きな物事などを吟味し、どの問題がこの人の琴線に触れるのか考えながら、短い時間で最良の問題を導き出さなければならないからです。

今回出題するのは、数あるクイズのストックの中でもお気に入りの一問。それでは、どうぞ!


クイズで大切にしているポイントは、以下の3つです。

1. 普通とは違う切り口のクイズ

ここ数年で世に出るクイズの量自体は増えました。クイズを題材にとったスマホアプリの普及など、要因はいろいろ考えられます。

▲クイズがこんなにもたくさんある!

一方で、クイズの画一化・均質化も進んだように思います。私はいろいろなクイズを楽しみたいタイプですし、せっかく時間をかけてクイズを作るのですから、

紋切り型ではなくオリジナルの知識が詰まったものにしたい。

そういった思いを込めてクイズを作っています。

上記のことを意識した上で、私は「ビジュアルクイズ」をよく出題します。その名の通り、画像を使ったクイズです。画像が1つあれば問題になりますから、持ちネタに困っているクイズプレイヤーさんはぜひ参考にしてみてください。

2. 新しい世界が広がるクイズ

この問題の答え合わせを通じて、解答者は「デュシャン」「現代アート」をはじめとしたユニークなアートの世界を知ることができます。解答者はもしかしたら、

これを機に美術館へ行こう!

と思うかもしれないですし、そうでなくとも、美術館を訪れた時に『泉』のことを思い出すかもしれません。

「クイズを作るという行為」自体が、問題に触れなければ知ることのできなかった世界の扉を開く手助けになっているのです。実際、私も同じことを経験しました。クイズを通じて『カサブランカ』という映画作品を知ったことで、海外映画に興味を持ったのです。

もしクイズを始めていなかったら、映画を見る習慣はつかなかったと思います。

3. 話のタネになるクイズ

いくら確かな目的を持ったクイズとはいえ、話が盛り上がらなければ意味がありません。

なぜ、トイレにサインを描くだけで現代アートになるんだろう……?

この疑問から個々人が導き出す答えは、きっとひとつではないはずです。クイズが会話のスパイスになれば本望です。今回は強烈な見た目の画像を用意しましたが、他にもキャッチーな事柄を問題の中に忍ばせておくとよいでしょう。


皆さんもぜひ、自分だけのクイズを見つけてみてください。

【前回の記事はこちら】

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この記事を書いた人

中川朝子

医学部6年生の中川朝子です。普段は小説を書いたり、美術館を巡ったりしています。中日ドラゴンズの大ファン。文理の架け橋となるような面白い記事を書きたいと思っています。よろしくお願いします!

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